2007年9月8日土曜日

私には夢がある

 夢は大事。夢を持つことは大事だと思う。

 心はコロコロ。海の砂。握ればあるが、少しでも力を抜けばサラサラとこぼれ落ちて無くなってしまう。だから、しっかりと目標を持って、それに向かって努力することが大事だと思う。コロコロと心移りしているだけでは、何事も叶わないし、成就しないと思う。

 だからこそ、夢を持つことはとても大事だと思う。「志」という言葉があるが、この字を見ても分かるとおり、「心」の上に「士」という字が乗っている。まるで「心」が羅針盤を得たようなものだと思う。そのままではどっちに向かうやら分からないのだけれど、何らかの「夢」「目標」を持つことによって、「心」は「志」になるとも思う。それが間違っていれば悪い方向に突き進むことになるが、良い夢や目標であれば風浪・風雨のきつい私たちの人生だが、素晴らしい方向へと導いてくれることになると思う。

 そういう私も、昨年までは夢という夢はなかった。漠然としたものはあったが、公言するようなことはなかった。「世界中の人を救う」とか「死ぬ前に、佛立教務こそ世界で最も素敵な生き方、仕事であると思われるようにする」などという何とも分かりにくいものばかり。小学生の夢か!と恥ずかしいくらい。アホか。(しかし、今でも二つとも心の底では思い続けているのです、、、、。笑わないでぇー)

 しかしながら、昨年の佛立開講150年奉賛ご奉公を終えて、大きな夢を持ちたいと思った。そして、一年が経ち、それが確固たるものになった。それを公言し、若い人をつかまえてはお話しするようになった。そこで、ここでも発表することにした。夢というか、もう決めたので発表したい。

 笑わないでもらいたい。

 私は、佛立開講200年の大法要の奉修導師をすることにした。すでに日程も決定した。2056年7月14日(金)、15日(土)、16日(日)の3日間。場所は、49年後に沈んでいなかったらニューヨークのセントラル・パーク。全世界から30万人を超す菩薩方、本門佛立宗のご信者に参集していただいて、大法要を開催・奉修する。そして、あらゆる人々のために、世界のために御題目をお唱えし、苦悩する人々のために祈り、子どもたちの豊かな未来を願い、人類と自然との絆を取り戻し、あらゆる生命に対して感謝の御題目口唱を行う。

 どう?アホみたい?ばからしい?いや、私は本気なのです。「そこまで生きているはずはない」と思うでしょう。そうです。私もそう思います。たぶん生きていない。でも、この夢を持って、あらゆるご奉公に全身全霊で挑もうと思う。日本はもちろん、世界各国でもご奉公させていただいて、あらゆる方々へブッダの教えを説き、吏絵ちゃんのように苦しむ子どもたちやご家族のために祈りつつ、暖かい心、真実の仏教の輪を広げ、上行所伝の御題目を流布させていただきたい、と。

 ムチャクチャな話ではないでしょう?もう、本気、真面目な話です。しかも、妙深寺の若い教務さんたちは、可哀想に毎日のようにこれを聞かされていたりします。少しづつ、彼らを本気にさせている。

 だから、この本門佛立宗開講200周年奉賛記念大会(Celebration commemoration the 200th anniversary of HBS establishment convention)はきっと開催されると思うのである。もし私が死んでいなくなっていても、彼らが引き継いでくれると思うのだ。そういう意味で、どんどん話をして、志を同じくしてくださる方を集って、夢に近づいていきたい。もちろん、私も出席できるように長生きもしたいと本当に思うようになった(昔は自分で自分に「俺は早死だ!」と暗示をかけていたように思う。これもバカだったと思う)。

 49年後、長男が54才だし、次男は49才。教務ではなくても、ご信者の一人としてご奉公してくれることを期待したい。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

御住職、私も同じ気持ちになりました!
感動です。涙をこらえきれないです。
主人とまだ見ぬ子、孫、年老いた信友とその家族たちと、200年を世界中の人と祝いたいです。
言葉の違う世界中の人たちと一つの言葉、
「南無妙法蓮華経」と合唱したいです。
今、この御住職の夢を知って、皆が同じ気持ちになっていると思います!
私、頑張ります!
ありがとうございます。

minako

Seijun Nagamatsu さんのコメント...

美奈子さん、
本当に、ありがたい。ありがとうございます。
最初のブログで日時を間違えたんです。でも、それをすぐに指摘してくださる方がたくさんいて、「読んでくれているんだなぁー」と思って嬉しくなりました。
また、ある方から私の夢についてメールをいただきました。その方は私よりも年上の方なのですが、メールを読ませていただいて大変に感動しました。
「御住職の夢を拝見し、早々に生まれ変わり、必ずやご参詣させていただこうと来世の目標がよりしっかり出来て嬉しいです。佛立開講200年の大法要2056年7月14日(金)、15日(土)、16日(日)の3日間。場所はニューヨークのセントラル・パーク、大法要に生まれ変わり必ずご参詣させていただくことをお誓い致します。」
こうした方の「思い」が有難い。必ずや夢に向かって全身全霊のご奉公をさせていただき、実現してみせます。
ありがとう、美奈子さん。

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