2009年12月5日土曜日

世界のタグチくん

昨夜、長松寺に世界的に活躍している田口行弘くんがお参詣してくださっていました。もう、こっちが緊張するわ(笑)、世界のタグチくんだから。

何度かこのブログでも書いてきましたが、田口行弘くんは、「21世紀のタヴィンチを探せ」というコンクールで最優秀のグランプリを取った日本を代表する若き芸術家です。現在もドイツのベルリンに住んで活動していますが、今回はまた日本サイドが彼の展覧会を開きたいということで帰国。麸屋町にお母さまと一緒にお参詣してくださいました。

昨日、大阪の自坊・本成寺で、自分が願主となった御講を勤められたということでした。本当にありがたい。

しかも、さらに彼はすごい偉業を成し遂げたのです。先月、全世界で報道されましたが、ベルリンで歴史的な式典が行われました。それは、ベルリンの壁が崩されてから20年目を記念するもので、各国の大統領や首相が参列して壁を前にセレモニーが行なわれたのです。あの、セレモニーの時、舞台の横に設置されていた巨大なスクリーンに映し出されていた映像が、世界のタグチくんの映像でした。

いや、もう言葉になりません。感動です。主催者から、ベルリンの壁が崩壊したことをテーマに映像を作るように依頼され、彼が制作した。世界を変えた歴史的な出来事の、その記念式典に、田口行弘くんが参画し活躍してくれていることが素晴らしいことです。言葉にならない。

お母さまが、どれだけ喜んでおられるか。田口くんのお母さまは、彼がベルリンに行く前から長松寺に欠かさずお参詣くださっています。あの当時、本当に、息子がどうなってしまいのか、将来はどうなるのか、大丈夫なのか、など、不安でいっぱいだった。そんな、あの時のお母さまの言葉を思い出します。でも、お母さまは誰よりも彼を信じ、御法さまを信じて、ずっと変わらずに応援してきた。つらかったと思います。でも、彼はそれに応えようと努力してくれたのですね。

ベルリンに行く前、彼と麸屋町で話したこと、懐中御本尊事件、イタリアでのことなど、思い出します。そんな彼が、今や押しも押されぬ芸術家として大成しようとしています。

やった。ほんまに、やった。

昨夜も彼に話をしましたが、いよいよ夢に近づきました。数年前、イタリアで合流した彼に、食事やら何やらを提供するからデッサンを描いてと言いました。もう、見るからに貧しいヒッピーかヒッチハイカーという芸術家で、妙深寺のご信者さんたちは別れ際に彼のためにカンパまでして生活費を渡したくらい(笑)。だから、デッサンを描いて、それをもらった。僕は、今でも書斎の机の一番上の引き出しに大切に保管しています。なぜかというと、いつか、このデッサンで本堂を建てるから(笑)。彼が偉大になればなるほど、価値が上がるんです。なんと言っても、21世紀のタヴィンチですから、間違いないと信じています(笑)。

とにかく、彼はすぐにベルリンに戻ってしまいますが、これからも活躍を続けて欲しい。今回、僕たちが生きることになった、この宇宙、この地球を、もっと素敵に変える何かを、彼にはやってもらいたい。芸術家として、国境を越えて人類を気付かせる偉業が、彼なら出来るはず。そう、いつもながら、大それた期待とプレッシャーをナガマツは彼にかけるのでした(笑)。いや、絶対に出来る。絶対に。

世界を変えられると本気で信じた者だけが、世界を変えてきたのだから。って、どっかで聞いたコピーだけど(笑)。僕は本気です、いつも。世界のタグチ、頑張って。

ありがとうございます。

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