2010年2月22日月曜日

妙深寺 門祖会 御法門

 門祖日隆大聖人550回御遠諱・先住松風院日爽上人御13回忌 報恩ご奉公 平成22年度 門祖会「信徒大会」が晴天の下、盛大に奉修されました。お参詣、ご奉公をいただいた皆さま、ありがとうございます。心から随喜しております。
 お参詣総数は、現在の集計では妙深寺所属の教区合計1267名、寺内とボーイ・スカウト、ガールスカウトを合わせて1311名、他寺院の合計が13ヶ寺62名でした。総合計1373名とのことでした。重ねて御礼申し上げます。本当に、ありがとうございます。
 各座の冒頭、今回の門祖会のために作られた映像を観ただけで、涙が溢れてきました。第一座の御控之間で、すでにクールな正教師までが涙を浮かべておられ、それを見て私も涙が出てしまいました。導師役と鑒座の二人が泣いていて、このまま奉修できるのだろうかと心配したほどでした。
 とにかく、土曜日から日曜日にかけての門祖会が、無事に終了いたしました。清々しい気持ちです。本当に、これからの3年間のご奉公が、素晴らしい形でスタートできました。皆さまのおかげです。ありがとうございます。
 本日いただいた御教歌。
「ころも着てかしらまろめて人だます 寺住のもの僧と思な」
 お会式で拝見するのは極めて珍しいかもしれませんが、大変に重要な御教歌をいただきました。
 本年に入り、如説修行抄に関する御教歌を拝見して参りました。1月の教区御講、2月の月始総講、教区御講、高祖総講と、続けて拝見させていただき、そして、この門祖会を迎えました。
 御教歌の選定には苦慮しました。「妙深寺信徒の誇り、喜び」とテーマの下、お参詣の方々、本門佛立宗に、妙深寺に所属する方々が、何に、「誇り」と「喜び」を最も感じられるのか、さらに、佛立教講は、何を「誇り」や「喜び」とするべきであるか、熟慮に熟慮を重ねて、第一座から第二座、第三座まで説かせていただく御法門の筋、御教歌を選ばせていただきました。それは、門祖日隆聖人の御意をも、いただいたものでなければなりません。
 開化要談九、日扇聖人全集 第13巻234頁。
御教歌の御題。
「真実の僧の寺にあるは宥清寺斗也。当講内には名ばかりの信者を除くべし。」
 そして、御教歌をお示し。
「ころも着てかしらまろめて人だます 寺住のもの僧と思な」
 御教歌に続いて、以下の御指南が続く。
「在家に養われて、その御礼に地獄へおとす也。
悪知識阿蘭若に住む。末法悪世には三類の強敵多く寺に住めり。人を助けるにはあらで、己たすかる也。無道念の者也。
法の邪正は、寺の大小によらず。利生の有無を以てわかつ。
もし力士を撰ばんには、その形の大小によらざるがごとし。
実語経に云く、山は高きに貴からず。樹あるを以て貴しとす。
出家と在家とは、其の形によらず。人を助けたるを以て出家とす。頭を丸めて、衣着たりとて、人を助けぬをば、出家とせず。在家と云ふべし。
猫の鼠取らぬは形のみにて猫に非ず。
(乃至)
妙楽大師に曰く、弘決第二本十丁。
それ出家をば無為の法と為すと。二死(生死名利)の家を出るをまさに無為と名づく。若しかしらを剃るを以て出家と為すと云わば、これ我人に着する也(我は出家、人は在家と着する也)。故に知りぬ、形服は真の出家に非ず(ニセモノ也、ダマシ也)。文。
門祖隆尊上人御撰。本門弘経抄第十九に云。其の形、在家也と云へども得道の者(信心経力折伏の要義を心得たる者)は僧と為す可き也。縦ひ出家僧形たりとも、未得道の者(如説修行信心折伏経力宗の要義を心得ざる者)は俗衆と名づく可き也。以上。
是れ門祖の御教誡也。御門流の出家在家ともに此の御教へを用ひず、従はざる者は、破門すべき也。
されば当講の代諭、諸組の信徒も同断也。」
 以上の御教歌、前後の御指南をいただいて、妙深寺の平成22年度 門祖会 「門祖日隆聖人550回御遠諱 先住松風院日爽上人御13回忌報恩ご奉公 ~信徒大会~」を奉修させていただきました。遠くからお参詣くださった方々、佐久本さん、本当にありがとうございます。高田さん、本当に感謝いたします。
 特に、悦子さん、ありがとうございました。何より、悦子さまのお参詣を御法さまに感謝いたします。妙深寺の教務全員、ご奉公をしてくださっていたみんなが、悦子さんのお姿、お話をお聞きしただけで、ご信心を改良させていただくことが出来た、と口々に感謝していました。
 ここに、お恥ずかしいのですが、清従師が御法門の動画をアップしてくれているので、掲載させていただきます。同期(同時刻のLIVE中継)のウェブ御法門はいいと思うのですが、こういう形での御法門の配信は、あまりいいことだと思っていなかったのですが(汗)。
 でも、まず、妙深寺に所属されておられる方へ。信徒大会の大切な御法門です。ご奉公部署などで弔問できなかった方は、今一度、ゆっくりと聴聞していただきたいと思います。
 ありがとうございます。







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