2011年4月29日金曜日

万感胸に迫る。感無量。

万感胸に迫るとは、こういうことを言うのだと思います。感無量とは、こういう気持ちなのだと思います。

29ersのみなさま、京都から、奈良から、清水から、相模原から、大和から、東京から、仙台から、気仙沼から、新潟から、各地から呼びかけに応えてくださった90名の方々が、被災地を思って精一杯の活動をしてくださいました。

僕たちに出来ることは限られています。すでに書いたように、たった一回の食事を供するだけでは本当に申し訳ないようにも思います。持ってる者が持っていない者にするボランティアではなく、持っていなくても「支え援ける」のが佛立の菩薩行です。「なぜそんなことをするのか?」と聞かれれば、「自分が幸せになるために」と答えます。「人を助けんと思えば我が身の助かる菩薩行なり」との御指南のとおりです。

雨の中の一日。最高の天気に恵まれて、とにかく全てがおはからいでした。実際、天気に関しては雨天の備えはしたものの、一点の曇りも疑いもありませんでした。必ずや、おはからいがいただけると確信していました。

ずっと、ずっと、コツコツ準備をしてくださってきたからこそ、今日の大成功となりました。ここまで周到な、すごい炊き出しははじめてと言っていただけたことが、日頃の菩薩行、日頃の鍛錬、日頃のご奉公の賜ものです。

そして、やはり、一つの心になりました。みんな、ご信者さんではない人もふくめて、プロフィールも所属する団体も違いましたが、この炊き出しを精一杯行おうとする中で、心が一つになりました。

後片付けで荷造りしていると、施設の中にいた人たちが寒い中を出てきて、わざわざお見送りしてくださいました。大きな拍手をくださいました。本当に、感無量、感慨ひとしお、万感胸に迫る思いです。

これから、陸前高田を後にして関東を目指します。大変に混雑しています。やはり、GWだからでしょうか。スタッフには、ほぼ24時間以上も身体を横たえてもらうことが出来ず、移動につぐ移動、そして本番、後片付け、移動と、ボロボロになるようなご奉公をいただきました。やはり、このメンバーは強い。まるで、男性も女性も、海兵隊です。

今日のご奉公を佛立信徒の誇りと喜びにして、これからも頑張っていきたいと思います。陸前高田の
惨状を胸に刻んで、菩薩の誓いを実践します。

ありがとうございます。

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