2013年9月27日金曜日

雨ニモマケズとデクノボー

昨日、みんなでミュージアムの会議、ほとんど作業中心の分科会でしたが、遅くまでご奉公いただきました。まだまだ準備は続きます。

昨日は同時進行で映像紙芝居のナレーション撮りも行いました。永井プロデューサーのご指示で、僕は「虔十公園林」と「ひかりの素足」をさせていただきました。練習から泣いてました。

厳しい生、あっけない死、そして未来。どちらも素晴らしい作品です。

虔十さんは、まさに賢治さんですね。みんなから、どんな風に馬鹿にされても、遠い未来の子どもたちの喜ぶ幸せな顔がみたいって。虔十さんも、虔十さんを殴っていじめていた平二も、あっけなくチフスで死んでしまう。二人一緒に。でも未来が違う。

賢治さんは、常不軽菩薩と重ねてデクノボーを思い描いていたのですね。虔十も、まるでデクノボーだけど、すてきだもの。

いよいよ、「宮沢賢治と法華経展〜雨ニモマケズとデクノボー〜」が始まります。ポスター、チラシも完成しました。福岡なおこさんにデザインしていただきました。素晴らしいものが出来て、感動です。

昨日から今日にかけて、佛立研究所の会議もあり、お昼には大切な打ち合わせもあり、重ねて13時からはウェブで支庁協議会に参加しと、あまりに目まぐるしい日程となりました。これから長松寺に戻り、明美ちゃんと会ってから横浜に戻ります。

明日は清水清啓寺にお参りさせていただき、静岡布教区壮年会の研修会で講演をさせていただく予定です。がんばろー。

3 件のコメント:

唐澤平吉 さんのコメント...

ありがとうございます。

すてきな案内リーフができましたね。
きのうからずっと考えていたのですが、わかりません。
オモテの面にランダムにちりばめられている文字群が、
いったい何を意味しているのか、大きな謎なんです。

雨ニモマケズですから、ひょっとすると雨だれかな、
と思ったりもしたのですが、でも漢字の意味が?

野暮というものかもしれませんが、さしつかえなければ
文字にこめられた意味をお教えいただければ幸甚です。
合掌

Seijun Nagamatsu さんのコメント...

明日から10月。早いものですね。今日で9月も終わり、今は月末のご奉公に追われています。

まず、メインビジュアルに具体的なモチーフのようなものを設定すると、この展覧会の広がりを、かえって表現できないかと考えてくださったそうです。

その上で、テーマは大きく重要なものですが、できるだけ多くの人、法華経に関して知識のない人にも見ていただきたいということで、入り口となるビジュアルを、少しカジュアルなもの、でも丁寧なもの、にしたいと考えていただきました。

その上で、何よりも、ここで伝えたいのは、賢治の心、それが現れた言葉、文字。世の中にはいろいろな解釈や評論があり、まだしっかり解析されていませんが、たとえば雨ニモマケズと法華経の御文の大切さを考え、モチーフにしていただきました。

書体は重々しくならないように、明朝ではなく、丸みを帯び、かつすっきりしたもの。色も、色数を絞り、スミに足して銀などの特色を使用、と。

こうしたことを、お考えいただいて、出来ました。

文字については、この展示会のメインテーマである、世間ではむしろ離そう離そうという力が働き、しっかり読み取れていない、賢治と法華経との深い接点を、垣間見せる意味での表現だと思います。

ありがとうございます。

清潤拝、

唐澤平吉 さんのコメント...

ありがとうございます。

佛教の数多くある経典なかで、なぜ賢治は法華経を選んだのか、なぜ法華経でなくてはならなっかたのか。そうした疑問にこたえてくれる展覧会であることを期待しています。合掌

清水容子奥さまのご帰寂

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