2016年11月21日月曜日

境界を作っているのは私たちの心

今日は未明にネパールの清行とギャヌからメールが来て、とても感動しました。


ネパールの報道番組で取り上げていただけたこと。


海外弘通では一歩間違えれば異教徒として反発されることもあり、どこであろうと安心することは出来ません。


どれだけ私たちが善意であろうと民族感情や宗教的な信条で排斥運動や土地や建物の没収などが起こります。


スリランカやインドでも、そうした事態を見て来ましたし、経験してきました。


旭くんの亡くなったネパール。


そんなことが起きてはいけないと、つくづく思っていました。


「怨嫉」というのは簡単ですが、どの国であっても、そうならないように願ってご奉公を進めてきました。


今回、オープニングセレモニーに国務大臣が来てくださったこと、その方が「これからは私たちがこの場所を守ります、発展させます。その責任が私たちにあります。」と言ってくださったこと。


同時に、そのご挨拶が全国で放送されたこと。


このことが、どれだけの重い意味を持っているか、深く深く思い返して、有難く思います。


清朋、大丈夫かな。


それでも、毎日更新されるFacebookの投稿の中に、彼が妙深寺の御本尊さまの前で、地元の方々と共に一座のお看経をしている姿を見て、少しだけ安堵します。


住職として、冷酷でしょうか。


いや、しかし、私たちは、ご奉公の場所、佛立教務としての生き場所を与えることしか、出来ません。


とにかく、無事ご奉公成就をご祈願させていただくのみです。


南無妙法蓮華経ー。


今後の予定も検討しています。


清朋は2月までネパールにおります。


今月末に帰国する清行を、もう一度1月末にネパールに行かせます。


私は2月はスリランカ、3月はネパールに行かせていただこうと思っています。


そして、ご奉公の地盤を固めて、来年の11月にもネパールへの団参を企画しております。


また、インドの親会場建設も今月末から来月に完了しますので、来年にはインドのオープニング、スリランカとの完全なご奉公の連携を確立できればと思っています。


開導聖人のご生誕200年に、国内のご奉公はもとより、海外でのご奉公もしっかりと地盤を固めておきたいと思います。


すべては、油断すれば消えてなくなってしまうような危険もありますが。


だからこそ、ビジネスではないのですから、御法さまにしっかりとおすがりをして、そのお力添えをいただいて、前に進みたいと思います。


帰国後、2日間にわたる長野でのご奉公も無事に終わり、今日は横浜妙深寺での教区御講3席も無事に終了いたしました。


やっとネパールの写真を振り返って、眺めています。


本当に、一緒に行ってくださった方々に、感謝です。


ネパールのみんなにも。


日本も負けてはいません。


妙深寺の御講も感動の連続でした。


一席目からお教化5人の言上で、次々に素晴らしいご奉公のお話が聞けて、有難かったです。


国内も海外もなく、本物の仏教は普遍。


海外で宗義の変容が見られるという話を聞きますが、そうとも限りません。


海外でこそ、第三下種の教相が如実に明らかとなり、如説修行の実践が見られると受け止めるべきかもしれないのです。


そうであるために、国内と海外の隔たり、境界を無くして、それぞれに学び合い、修行し合うことが大切です。


境界を作っているのは僕たちの心です。

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