2018年2月18日日曜日

種まきの門祖会

































2日間の門祖会、晴天の下で無事に奉修させていただくことが出来ました。


秋元さんの切実な、心からのお話に、一同が涙しました。


本当に、内容の濃い、妙深寺らしい渾身の御会式となりました。


正直に申しまして、お参詣いただいた方々の人数は例年に比べてまた少なかったです。


しかし、残念ながらこの2~3年の間、各ご家庭の「この方こそ」という方、ご家族、ご親族のご信心の柱のような方々が相次いでご帰寂になり、お参詣できない方が増えていることは分かっていました。


だからこそ、今が世代交代の狭間と捉え、改元前夜のご奉公を掲げたのでした。


一方で、今年の門祖会は本当に若い方々が目立ちました。


奉修後、お参詣の方々にご挨拶しようと本堂に出ると、一人の男性から声をかけられました。


握手を求められてお話をお聞きすると、


「今日、はじめてお参りしました。」


と仰せになり、


「あの、毎日仏壇に、南無阿弥陀仏、と唱えてもいいんですかね」


と聞かれました。驚きましたが、これが今の妙深寺。そのままお戒壇のこと、南無阿弥陀と南無妙法蓮華経の違い、お家でも日々に御題目をお唱えする大切さをお話ししました。


この数年間は、参詣数に一喜一憂することなく、とにかくお一人お一人のご信心が増進するように、家族にご信心の有難さが伝わるように、種まきのご奉公に徹することだと思っています。


とにかく、今日は、妙深寺らしい、素晴らしい門祖会となりました。


これが一番大切です。


秋元さんのお話、昨日の杉崎さんのお話は、絶対に他所では聞けない、本物の、素晴らしいお話でした。


こういうご奉公を続けてゆけば、必ずや法灯相続も、お教化も、成就してゆくと心から確信しております。


僕は昨日の奉修後から家の中で30語くらいしか言葉を発していなかったと思います。


周囲はピリピリして誰も近づかず、全く息子のお祝いどころではありませんでした。


約20時間ほど悩みに悩みながら、第二座の奉修に臨みました。


簡単にお話しているように思われるかもしれませんが、ギリギリの緊張、スレスレの思いで御法門に臨んでいます。


精一杯のご奉公で、今は少しホッとしております。


今日もお参詣、ご奉公、ありがとうございました。


各部署で若い方への世代交代に挑戦していただき、本当に有難く思っております。


素晴らしい写真を撮ってくださった記録部の皆さまにも心から御礼申し上げます。


ありがとうございます!

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