愛する人、愛するもの、愛する海


















































今日は、愛する人、愛するもの、愛する海の日でした。


朝、京都から戻り、久しぶりに妙深寺の家の机で原稿を書き続けました。


ありがたい。


お昼過ぎ、先代ご住職、長松清涼、松風院日爽上人の菩提親、西村嘉津雄、政子さまがお参詣くださいました。


本当に、久しぶりに。


もう、嘉津雄お兄さんは97才。


本堂で、一座のお看経をさせていただきました。


言上させていただきながら、涙が出て、涙が出て、仕方ありませんでした。


先住にとっては、実のお兄さんのように親しく、遠慮なく、あらゆることをお願いした方でした。


京都の錦市場にお店も持たれていた、それこそ京都を代表する町衆、京都でご商売してこられた生粋の京都人の嘉津雄お兄さんですが、今までどれだけ支えてくださってきたか、分かりません。


「兄さん、頼むわ」


それで通じた。それに応えてくださった。


大僧正日峰上人、小千代お祖母ちゃまからの、御縁。長松家、100年の歴史でした。


どれだけ先住が喜んでいるかなー、どれだけ嘉津雄お兄さんに無理をお願いしたかなー、と思ったら、泣けて泣けて仕方がなかったです。


お二人も、並々ならぬ覚悟でお参詣くださっていました。本当に、ありがとうございます(涙)。


その後、私は東京へ。


皆さんには分からないかも知れませんが、僕にとってはディズニーランドやUSJよりも魅力的な場所、安田造船所までお伺いいたしました。


安田造船所は、明治43年に創業の、海の男にとっては特別な存在です。


先代のご住職にとって特別な存在だったマウイ島の岩崎亮太郎さん。


御本尊のご遷座、お祖師さまのご尊像のご遷座。


マウイ島に移住された岩崎さんのお宅に向かって、先住は親しくご奉公くださいました。


その家の壁に掛けられていたカジキがありました。


岩崎さんが日本に帰国することになった際、やはり御縁の深かった京都の写真家・亀村先生のスタジオに飾られることになりました。


あれから、10年以上が経って、亀村先生のスタジオが改装されることになり、行き場を探しているとお聞きしました。


3メートルを超す超巨大カジキです。


お寺に飾るのもおかしいですし、どうしたらいいか悩んでいました。


そして、安田造船所の野澤社長が浮かびました。


野澤社長は私などとは住む世界の全く異なる雲の上の方ですが、日本一の安田造船所を率い、それだけではなく車から家具など、圧倒的な世界観でビジネスをされています。


ビジネスマンというよりは国士という印象しか私にはないのですが、とにかく野澤社長に相談させていただきました。


「いいよ!」と即答いただき、今日、ハイエースを運転して、愛する人の、愛するものを、愛する方へ、お届けさせていただいたのでした。


安田造船所、もう、最高に感動しました。


野澤社長に造船所の中をゆっくりとご案内いただきました。


イタリア製の80フィートの船、安田で一からデザインしたフィッシングボート、もう言葉にならないくらい美しかったです。


ごめんなさい、お坊さんなのに、こんなことを書いて。


わけ分からないですよね。


でも、学生時代に海一本で生きてきた男として、この世界は今でも腹の底までしみ込んだ憧れの世界なのです。


海は広いな大きいな。


この造船所のどこか、野澤社長の空間のどこかに、父や岩崎さんや亀村先生に御縁の深い、あのカジキが飾られるなんて、どれだけ素敵なことか分かりません。


カジキも幸せ者だなー。


僕も、お寺で使い物にならなくなったら、安田造船所の片隅で働かせていただきたいです(笑)。


船底についたフジツボとかお掃除させていただいて過ごしたいわー(笑)。


とにかく、野澤社長には忙しいお時間を割いていただき、ありがたかったですー。


清信師と一緒にお話をお聞きしながら感動で胸いっぱいでした。


野澤社長、いつもながら、かっこよかったー。


そして、慌ただしくお寺に戻って、すぐに月末の原稿に取り掛かり、また本堂のお祖師さまのご尊像のお給仕、そして明日の月始総講の準備と、今までかかりましたー。


明日は、6月のおついたちですねー。


早いですー。


不思議な御縁、ありがたい御縁、あり得ない御縁、満載の人生で、もったいないです。


御法さまのおかげです(涙)。


今日は、久しぶりに、愛する人、愛するもの、愛する場所、愛する海に触れられて、幸せでした。


6月も精一杯がんばります!


ありがとうございます。




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