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2017年4月30日日曜日

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開導聖人ご生誕200年目の月、その最終日。


スリランカから突然仏教省の大臣が来日することとなり、東京と京都、本山やミュージアムへの表敬訪問、長松寺での宿泊、本山の記念法要へのお参詣と、本当に慌ただしく動き回ることになりました。


スリランカの未来を考えると、御法さまからまたあり得ないほど貴重な機会を与えていただいたと思っています。


ただ、本当にギリギリのご奉公が続き過ぎて、一つ一つのクオリティが下がっているののではないかと自覚しています。


人間の幸せとは、快楽を得た時にもたらされるものではなく、自身の信条に合った生き方の中にあります。


だとしたら、果たして自分の信条なるものが如何なるものかが問われますし、その上で自分の信条や信念に沿って生きられているかが大切になります。


5月号の『まごころ』が届き、巻頭の小林日元御導師の文章に感動しました。


本当に、御導師の心、普通の私たちにも分かるように、大切な教えを丁寧に書いてくださる、その慈悲や努力、文章の構成、導線に、感激します。


あぁ、本当に学ばせていただきたい、と。


昨日10時半から今朝の10時半まで、妙深寺の壮年会の方々が24時間の口唱会をしてくださっていました。


本当に凄いことで、言葉にできません。


横浜港から昇る朝陽が妙深寺の本堂に射し込み、お祖師さまのお顔を照らす瞬間を拝見しようではないか、と声を掛け合ってくださいました。


本当に、その気持ち、心、ご信心に、感動します。


実践の中、アクションの中にこそ、幸せがある。


壮年会の実践は、私たちへの無言の教え、行動で示す真実の教えでした。


人間は難しいもので、順調な時は調子に乗り、辛くなると人のせいにする。なかなか真っ直ぐに歩めないものです。


欲は軌道を外そうとする。人のせいにしたり、自己主張ばかりするのは、迷いの入り口に立っている証拠です。


まず、自分を省みて、新たな挑戦をしてゆきたい。


実に深く考えさせていただいて、また次のステージに挑戦することが出来ます。


自分の信念、信条に沿って生きてゆくことが出来るのは、何よりの幸せです。


そして、一人ではなく、素晴らしい方々と共に、ご奉公を積み重ねてゆきたいと思っています。


快晴の下、今日は厚木基地の近く、神奈川県大和市にある法深寺の門祖会です。

2017年4月25日火曜日

生中継

NHKの講座を終えて、南青山の大切な方のお宅に寄り御題目をお唱えさせていただき、皆さんと夕食をいただいて、いま帰り道です。

過密な京都から、講義の資料を作り、何とか無事に終了しました。

先月の今ごろはネパールで、飛行機のトラブルで申し訳ないことに振替の講義となりました。

今日は京都佛立ミュージアムのほんもんさんアート市に、KBS京都の生中継が入ってくださいました。

ありがたいです。

ありがとうございます。

2017年4月23日日曜日

開導聖人が大好きな人

2日間にわたる佛立開導日扇聖人御生誕200年慶讃本山法要が無事に終了いたしましたー。


あまりの快晴に日焼けしてしまったー(汗)。


今回もインタビューのご奉公をさせていただきました。


1年間でお教化を10戸も成就された皆さまで、本当に心強く、感動いたしました。


特に、フィリピンのご弘通を開拓されている黒柳彰明師とジャネット奥さまのインタビューには胸が熱くなりました。


お会い出来る日を楽しみにしていました。


彰明師の真摯な情熱、明瞭な言葉に、躍動する仏教の姿を見ることが出来ました。


お話をしている間、ずっとジャネット奥さまの目から涙がポロポロ、ポロポロとこぼれ落ちて、本当にご信心に感激し、フィリピンでのご弘通ご奉公に身も心も捧げていることを実感し、こちらまで涙が溢れそうになりました。


ご苦労も、きっと多いに違いない。


しかし、それを乗り越え、乗り越えて、ご奉公なさっているからこそ、涙が溢れるのです。


みんな、そうですね(涙)。


フィリピンの3名の方を合わせると、そのお教化は134戸。


本当に、けた違いです(涙)。


ありがたい。


開導聖人がお喜びになられるのは、彰明師やジャネットさんのようなご奉公であり、開導聖人が大好きなのはそうした方々なのです。


200年目の誕生日にあたり、何よりのプレゼントでした。


本日、京都佛立ミュージアムは、なんと総合計694名のご来館をいただきました!


チケットを切れていない方々も多くいたようで、700名を超える来館だったと思います。


昨日と合わせると1000名を超える来館で、本当に有難いです。


佛立開導日扇聖人のご生誕200年にあわせて、少しでも開導聖人の凄さ、素晴らしさ、その真意をお伝えできたならば、これ以上の喜びはありません。


本当に、ありがとうございました。

ナイトミュージアム

昨日は感動の佛立開導日扇聖人ご生誕200年 慶讃本山記念法要でした。


我らが小泉アニキが年間のお教化10戸を成就し、この記念すべき一座でご講有直々に表彰を受けるという大変に有難い日でもありました。


ラジャパクサ大臣とナヴィン氏も参列し、さらに有難く感激しました、


一昨年はカデロ大使が宿泊し、今回は外国の大臣が宿泊した長松寺(汗)。


みなさん、感動なさっていましたー。


博子姉のご苦労、察するに余りあり(笑)。


本当に、ありがとうございます。


京都駅から東京に向かわれて、私たちのスリランカご一行に対するご奉公は完了いたしました。


本当に、本当に、有難いです。


夜はライトアップされた美しい本山宥清寺で、日本を代表する篠笛・尺八奏者の山口整萌さまによる「月の友」と題された記念演奏会が開催されました。


美しい音色が響き、素晴らしい夜となりました。


京都佛立ミュージアムは、この記念演奏会にあわせて初めての「ナイトミュージアム」を開催。


たくさんのご来館をいただきましたー。


今日も記念法要です。


快晴!

2017年4月21日金曜日

スリランカ仏教大臣の表敬訪問

無事に本山宥清寺にラジャパクサ大臣、ナヴィン氏をお連れすることが出来ましたー。


あろうことか、白石執事長のご配慮で、本門佛立宗の総導師である高須日良上人がお時間を取ってくださり、ご面談いただくことが出来ました。


本当にありがたいことです。


スリランカHBSにとって、これほどのご後援はありません(涙)。


明日の慶讃記念法要を前に、お忙しい中のことで、心から有難く思いました。


京都佛立ミュージアムでは、スリランカ教区長の福岡日雙御導師がお待ちくださり、ゆっくりとご面談いただきました。


本当に、ミッション・コンプリート、有意義な時間でした。


ありがとうございます(涙)。


ダライ・ラマ氏とのセッションの時もそうでしたが、とにかく事前にギリギリの準備を重ねて、ご弘通の糧となるような機会を作らせていただいてきました。


いま、一歩一歩、確かな歩みを続けてきたこと、階段を上がってきたことを、噛みしめています。


来月のウェサックには、私も参列する予定ですが、インドのモディ首相やネパールの大統領も参列予定とのこと。


今夜、これまたあろうことか、ラジャパクサ大臣ご一行は麩屋町の長松寺にお泊りになられます(汗)。


ほんま、大丈夫かいな(涙)。


一国の大臣がお泊りになるって、いいのかなー(笑)。


とにかく、一歩一歩、僕たちは精一杯のご奉公を続けてまいります。


本山の境内が美しく荘厳されています。


真っ正面には佛立開導日扇聖人のご肖像写真。


今回は左右に五色幕を掛けさせていただきましたが、これは2月のスリランカ主張の際に裁縫事業をしているマノッジ君が御有志くださったものです。


すべて、ありがたい。


ありがとうございます。

全日本仏教会・WFB(世界仏教徒連盟)日本センターへ

午前10時から、スリランカの法務大臣兼仏教大臣のウィジェヤダサ・ラジャパクサ氏やナヴィン氏をお連れして全日本仏教会にお伺いしました。


いま、新幹線で京都に向かっています。


全日本仏教会(全日仏)では、WFB(世界仏教徒連盟)の小林副会長さま、全日仏の久喜事務総長さま、国際部の掬池部長をはじめ、皆さまにお時間を頂戴することが出来ました。


ラジャパクサ大臣から、表敬訪問の主旨、仏教国・スリランカの歴史や日本との深いつながり、国連の後援によるウェサック祭りについて、ナヴィン氏からは「シャーキャ(釈迦)王国テーマパーク・国際仏教センター」の設立と開催についてお話をいただきました。


大臣のお話を聞きながら、あらためて緊迫する世界情勢の中で、彼らが目指していることを理解しました。


最初は、並み居る先生方を前にして、大臣がまさに「釈迦に説法」のような仏教講話を始めてしまったのではないかと心配していました。


しかし、全て聞き終わると、彼が希求する世界平和と仏教の可能性をあらためて思い返すこととなり、胸が熱くなりました。


すべて、今の世界にとって、仏教の中に流れる教え、仏教を受け容れた人びとの心の変容が必要だということであり、今こそ人びとはここから学ぶべきだと訴えておられました。


アショーカ王のことも、その息子・マヒンダのことも、スリランカに渡った菩提樹のことも、舎利のことも、仏歯のことも、アングリマーラのことも、サンフランシスコ講和会議におけるジャヤワルダナ氏の演説も、すべてご存知のことだと思うのですが、皆さんじっくりと聞いてくださっていました。


仏教に出会う前、アショーカ王は殺戮の王として君臨し、それによって帝国を築いたのでした。


そのアショーカ王が仏教と出会い、これまでの悪業に気づき、これを心から懺悔して善業に生きるようになった。


彼は仏教を庇護し、その尊い教えを平和と繁栄の礎としました。


そして、仏教のエッセンスを、広く近隣の国にまで伝えようと努力しました。


実際、彼は息子のマヒンダを出家させて、その教えをスリランカに伝えました。


数千年後の今、アショーカ王のことを殺戮や破壊の王として記憶している人はいません。


アショーカ王といえば歴史上最も仏教を庇護した比類なき名君として記憶されています。


現在、恐ろしい政治を行う君主が隣国にもいますし、偏った思想や愚かな人間性の政治家も台頭する風潮にありますが、仏教によって心が昇華し、慈悲に溢れてゆくことを伝えたいと言います。


アングリマーラは当時のインドで最も優秀といわれた師匠の弟子として学んでいました。


しかし、その師は狂っていた。


あろうことか、彼はその最も尊敬を受けていた先生から「1000人を殺して、その指を一本ずつ集めてこい」という恐ろしい教示を受けます。


これによって彼は殺人鬼となってしまうのでした。


仏陀は森の中で彼を殺そうとするアングリマーラと出会いました。


この時のやりとりが、大変な示唆に富んでいるというのです。


「止まれ!」と叫ぶアングリマーラ、「私はすでに止まっている。お前こそ止まりなさい。」という仏陀。


こうした仏陀の教えを受けて、アングリマーラは生まれ変わります。


今までの愚かで酷い生き方を改め、彼は仏陀の弟子となって清貧の中に慈悲をもって生きるようになりました。


いま、残忍なテロが横行する世界の中で、それを行う人びとが何によってそうなってしまったかを問うているのです。


狂った師のもとにいれば、自爆テロをも厭わない人間にすらなってしまう。


しかし、正しい教えに出会うことが出来たなら、アングリマーラのように過ちに気づき、生き方を変えることができるかもしれない。


政治家から殺人鬼に至るまで、仏陀の教えの中に現代にも通じる様々な救いがあります。


戦争、空爆、テロ、飢餓、貧困、差別。


しかし、一人の心が変われば世界は変わってゆくということを、仏教徒として伝えてゆきましょう、と。


とても有意義な時間でした。


ウィキペディアでラジャパクサ大臣の経歴を拝見し、本当に叩き上げの方と思っていましたが、さすがでした。


京都駅で現薫師と待ち合わせをして、そのまま本山、京都佛立ミュージアムに向かいます。