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2017年9月30日土曜日

ボーズバーと運動会

昨日、一人で東名高速を走り、横浜まで戻ってきました。


夕方の空が綺麗でしたー。


本当に、この季節が好きです。


今日は朝から溜まりに溜まった原稿の締め切りに追われていましたが、その合間を縫って次男坊の運動会にも行ってきました。


応援団、騎馬戦、本当に感動しましたー。


今の小学校はもっとぬるくなっているのかと思ったら、先生方が必死にサポートしながら真剣な勝負が繰り広げられていました。


本当に感動した、すごかったですー。


夕方、妙深寺本堂のお祖師さまのお寡頭をお召し替えさせていただきました。


夕方の本堂、本当に清々しく、穏やかで、至福の時でした。


この時間、この空間での祈りこそ、人生に欠かせないものと心から感じました。


午後には100万人のクラシックライブもあり、夜はボーズバー。


満員御礼のボーズバーではいつも考えさせられること、学ばせていただくことがたくさんあります。


すべて自身の糧にして、成長したいと思います。


来年へ向けて、本当に再起動したい。


そのための準備を着々と心の中で進めているような状況です。


もちろん、締め切りの迫る大事なご奉公が次から次へと山積みになっているのですが、再起動するつもりで新年を迎えたいと思います。


ネパールも、日本から30人のご参加をいただき、ここにブラジルから8人、スリランカから5名、インドや他の国々からの参加をいただくことが出来ます(涙)。


走り切った9月も今日で終わり、明日から10月。


新年はまだ3ヶ月後ですが、おついたちですから、自分をリセットして、再起動して、スタートしたいと思います。

2017年9月28日木曜日

『愛は、声で。』

今朝、ニュースを見ていました。


解散総選挙になるという。


それは大事なニュースなのですが、画面に映った全く関係ない映像に目が止まりました。


「愛は、声で。」


ルミネのコピーが駅の壁に大きく貼ってあり、その言葉の力に引き込まれました。


すごいなー。


「愛は、声で。」


なるほどー。


素晴らしい。


心に響く、心に届く、心に残るコピーの力。


引き込まれて、このコピーの意図や背景を知りたくなり、思わず調べてしまいました。


ニュースの後ろで、チラッと映っただけなのに。


やられましたー。


マーケティングや広報の方々の思うツボですが、皆さんの苦労の結晶ですね。


制作やマーケティングの会議は、本当にワクワクするものだから。


繊細に、緻密に、徹底的に、積み上げてゆく作業。


バックグラウンドに膨大なストーリーが生まれて。


結晶になる。


言葉の力、すごいものです。


そして、それを素晴らしい写真や映像にしてゆくプロフェッショナルたちも。


「愛は、声で。」


感動しました。


「声、仏事を為す。」


「信は、声で。」


「声は、力だ。」


今日は宗会でした。

2017年9月27日水曜日

NHKと先輩の家、そして髙橋ツトム先生

清嵐師と神戸に行き、福岡御導師にご挨拶することが出来ました。よかったー。


来年はスリランカ開教20周年。ご弘通の課題についてもたっぷり打ち合わせ出来ました。


明けて昨日は京都で会議に出て、午後は東京に移動。夜はNHKカルチャー青山教室で9月の授業でした。


このNHKカルチャーセンターでの講義、今年に入ってから毎月させていただいてきました。生き生きとした仏教を伝える、伝えるために内容を洗練してゆく、僕にとっても本当に有意義な時間でした。


こんな自分に天下のNHKカルチャーさまが長らく講義の機会を与えてくださり、感謝しかありませんでした。本当に、ありがたい。


しかし、今回のスケジュールのように綱渡りみたいなことになって、ギリギリの調整ばかりしていて、ちょっとお休みさせていただこうと思います(汗)。


今日と明日も京都でご奉公。あまりにも毎月スケジュールが混雑し過ぎていて。


有意義どころか、肩透かしみたいな内容のスケジュールも多いのですが、あらゆる意味でレベルの落ちている今は仕方ない(涙)。


とにかく、与えられた時間を精一杯生かして、さらに人間としても、仏教僧としても、止まることなく精進してゆきたいと思います。


人は出会いで変わります。与えていただいた機会で変わります。


感謝しかないです。


昨夜、NHKが終わってから、先輩のお宅に寄らせていただきました。


本当は、途中からNHKの講座よりも、先輩の家に寄ることの方が大切に感じていました。


先輩の息子さんは、昨年の夏、交通事故で亡くなってしまいました。


あの夏、自分に出来ることは何でもさせてもらおうと誓いました。


幾度となく事故現場へ行ってご回向させていただき、裁判所へもご一緒しました。


「もう一生心から笑うことはない」


あまりにも深い哀しみの底にいる奥さまに対して、かける言葉も見つからない、一緒に時間が過ぎるのを待つような気持ちでいました。


僕に出来るのは、とにかく寄り添い、彼のために、ご家族のために、御題目をお唱えさせていただくことだけ。


いい言葉なんて、ないんです。


それでも、機会がなければお会いすることも出来ません。


そこに、NHKの講義がありました。


最愛の息子さんの思い出がいたるところにある家から離れて、ご家族は表参道にお引っ越しされました。


「では、ナガマツ、講義の後で家に寄って食事をしよう」


何も出来ない僕にとってはこれほど嬉しいことはありませんでした。


毎月、18時半から20時までの講義の後、先輩の家に伺えることになりました。


ご遺骨の前で、一座のお看経をさせていただいて、みんなで手作りのお食事をいただいて。


ご遺骨、写真。毎月、お看経をさせていただくと、いつも、後ろから奥さまの泣いている声が聞こえてきました。


それでも、毎月こうしてお会いできることが、僕にとってどれだけ大切な時間だったか、分かりません。


昨日も、NHKの講座のために京都から東京に戻ったというより、先輩や奥さまにお会い出来ると思って、新幹線に乗っていました。


たくさん、たくさん、いろいろなことをお話できるようになりました。


それも、今月で終わり。


しかし、来月も出来たら別のスケジュールを組んで、みんなで集まりたいなー、と話していました。


もし、出来るなら、身体をいくつかに裂いて、大切な場所に行き、大切な場所にいて、ご奉公させてもらいたいです。


無理なことは分かっていますが。


京都佛立ミュージアムの次回展示のポスター、チラシが完成しました。


10年ほど前、博くんのご紹介でお会いした漫画家の髙橋ツトム先生。


映画化もされた『スカイハイ』や幕末を描いた『SIDOOH/士道』など、素晴らしい作品、その美しい作画に惚れ込んでいました。


初めてお会いしたのは妙深寺の応接間。すぐに不良としての嗅覚もビクビクして(笑)。


実は『仏教徒 坂本龍馬』の時にも、作画をお願いしようと思っていたのでした。


今回、大政奉還150年、明治維新150年、龍馬没後150年のタイミングで、満を辞して先生にご協力をお願いしたところ、本当に快くお受けくださいました。


常にギリギリのスケジュールで、編集者から追いまくられている先生ですので、無理に無理を重ねて、私たちのリクエストに全て応えてくださり、完璧に仕上げてくださいました。


本当に、感無量です。


髙橋ツトム先生のご尽力、この素晴らしいポスターに負けないように、企画展の内容もしっかりしなければ。


先生のオフィスの近くまで一緒にお願いに行ってくれた博くんにも、いつもながら心から感謝です(涙)。


がんばります。


ありがとうございます。

2017年9月25日月曜日

人生という協奏曲

昨夜は西田会長のご自宅で100万人のクラシックライブの特別演奏会、須山カルテットを堪能させていただきましたー。


全身で、須山さんはじめ、皆さんの演奏を聴くことが出来、様々にインスパイアされました。


特に、ピアノの永野光太郎さんの演奏は凄かった。鳥肌の立つ魔法みたいでした。


若干20才のショパンが書いたということにもビックリしましたが、永野さんが言っておられたとおり、ポーランドに続く道が見えてきたように思いました。


圧巻の演奏、ありがとうございます(涙)。


また、こうした機会を与えてくださる蓑田さんにも、スージー奥さまにも、西田さんご夫妻にも心から感謝でした。


長野からそのまま行かせていただいたのですが、信濃町の駅で山川さんと待ち合わせをして遅くまでご一緒しました。


ヤマカワメセンは演奏会でもそのままで、本当に真摯な向き合い方、聴き取り方、受け止め方で、勉強になります。


中澤きみ子先生をはじめ、たくさんの大切な方々ともお会いできて、本当に有意義な時間でした。


妙深寺に戻ったのは午前1時を過ぎていました。


少し寝て、今朝は門祖総講。そして、東京の神宮前に移動して、また感動の会社開きの一座を奉修させていただきました。


多くの方がビジネスで頑張っておられますが、今日会社開きを迎えた方の数年間の険しい道のりは想像を絶するほどでした。


「100回、いやそれ以上、何度も諦めようと思いました」


そう言っておられました。しかし、諦めなかった。


シンクロニシティ。不思議としか言えないようなタイミング、出来事で、たくさんの方々に支えられ、導かれて、今日の日を迎えられました。


神宮前の素晴らしいオフィスで、たくさんのスタッフの方々が待っていてくださり、一座の法要を勤めさせていただきました。


世界を変えてゆく、世界を守ってゆくビジネス。


これからも困難な、険しい道が続くと思いますが、絶対にお守りいただけるものと確信しております。


「異体同心なれば万事を成ず。同体異心なれば諸事叶ふべからず。」


絶対に。


そして、そのまま清嵐師と二人旅。


東京駅から新幹線で神戸に向かっています。


東京駅の清嵐師。お蕎麦を食べる清嵐師。


かわいいです。

2017年9月24日日曜日

長寿の国・長野

長寿の国、長野に来ましたー。


本当に気持ちのいい秋晴れです。これからの季節、大好きです。


何とか長野までたどり着けましたので、後はしっかりとご奉公させていただきたいと思います。


長野のご信者さまは本当にたくさんお供水をいただかれます。


それが長寿の原因ではないかしら。


到着してすぐにお供水を持ってきていただくし、御講席でもご供養の前は必ず全員でお供水をいただきます。


もちろん妙深寺でもいただきますが、その回数や量が多い。


先日の御講で岡田さんの奥さまは一日3リットル以上は必ずいただくと言っておられました。


見習わなければー。


今夜は東京で山川さんとお会い出来ます。


うれしいな。

2017年9月23日土曜日

妙深寺の秋季総回向

雨の上がった横浜。


妙深寺では秋のお彼岸に併せて、秋季総回向を奉修させていただきました。


残念ながら、私の想像を超えた少ないお参詣で、愕然としてしまいました。


例年は本堂に溢れるほどお参詣者がいてくださる感じがしていたのですが、今回は不思議なくらい寂しい感じがしました。


昨日から降り続いた雨のためとか、運動会や体育祭が重なっているとか、近隣の学校で文化祭があって横浜駅のタクシーが全くなかったとか、いろいろな理由を聞きましたが、それだけとは思えません。


晴れだろうと、雨だろうと、これは現証。


コツコツと重なってきた要因があって、こうした結果がある。


必死に頑張っても現状維持、何もしなければ衰退の一途という厳しい時代の中で、今日の結果を真摯に受け止めなければなりません。


私たち教講一同に、ご信心が落ちているのだと思います。


ご信心が落ちているということは、個々にとっても、家や社会や世界にとっても、バリアーが弱くなるということです。


油断のないように功徳を積み、心がける、想いを寄せる、行動に移すのがご信心。


これを機に、しっかりと妙深寺のご奉公をみんなで見直してゆきたいと思います。


それでも若い方のお参りやご奉公がたくさんあり、一からのご奉公が花開いているのも感じました。


玄関にはいつも以上に大勢の薫化会の子供たちがご奉公してくれていましたし、ガールスカウトの喫茶店フレンズも、バザーも賑やかに開店していました。


間に合うだろうか、と心配していた世代交代。機会を逃せば取り戻せない法灯相続、ご家族揃ってのお参詣。


10月にお迎えする妙深寺の高祖会では、何としても挽回して、たくさんのお参詣になりますようにー。


そのためには、一過性の、一日のことではなく、ご信心の大切さ、ご回向の大切さ、お参りの大切さが心に染みて分かるように、ご奉公してゆくしかありません。


「お参りに来てください」ではおかしいのですから。お参詣とは、自分で発起してさせてもらうからこそ功徳になります。


「聞いた様に するが信心 我が思ふ 様にするのは信心でなし」


「信心の あるとなしとは参詣を するとせんとに顕れにけり」


先日の泉教区の教区御講で、「お墓参りを意識している世代は何歳代が一番多いと思いますか?」と教区長が皆さんに質問されていました。


みんなで「70代?」「60代~80代?」などと答えていたのですが、答えは「20代」とのことでした。


最近は若い人の方が意識が高いという調査結果があるそうです。


いずれにしても、このままでは、たくさんの方々の心にも、身体にも、社会にだってよくないはず。


さらにご奉公に精進し、同時にその中身を検証して改良させていただきます。


サプライズで、清嵐師からのご挨拶、アシェスからのご挨拶、諒太郎からのご挨拶をしてもらいました。


素晴らしかったです。


ありがとうございます。

2017年9月22日金曜日

京都の文化財を守る会

無事に「京都の文化財を守る会」中支部・中央支部の合同研修会の講演を終えさせていただくことが出来ました。


ミュージアムでボランティアをしてくださっている瀬尾さまが、お知り合いに「長松清風展」のことをご案内くださり、そのご縁からの開催となりました。


中支部の支部長である水本さまは何度もミュージアムまで来てくださり、わざわざ拙著『仏教徒 坂本龍馬』も事前に読んでくださり、用意周到か開催となりました。


「京都の文化財を守る会」というお名前のとおり、約30名の意識の高い方々がお集まりくださり、本当に貴重な貴重な機会を頂戴いたしました。


ご質問も「さすが」としか言いようの無い、歴史的教養にあふれたもので、様々な説が乱立する維新前後の内実を語り合う有意義な時間でした。


私も久しぶりに遠慮なくタイムスリップさせていただいた感覚となり、とても楽しかったです。


あっという間に時が過ぎ、気づけば第1部の90分が終わってしまいました。


先ほど、講義に参加された方々のアンケートを送っていただきました。


ほとんどの方々が「初めて長松清風という人を知り、その生涯に感銘を受けた」と書いてくださっていました。


開導聖人の御徳を伝えたいという一点をエネルギーとしている自分にとって、これ以上の喜びはありません。


「館長さんの熱のこもった講義」というコメントも多々ありましたが、僕自身は最近の調子の悪さもあってエネルギー30%くらいだったのです(汗)。


それでも、きっと自然と力が入ってしまうのだと思います(笑)。


いずれにしても、京都佛立ミュージアムにとって、これ以上ないほど素晴らしい機会を頂戴いたしました。


水本さま、瀬尾さま、参加いただいた皆さま、今日もミュージアムでご奉公くださった皆さま、本当に心から感謝しております。


ありがとうございます。


これからのスケジュールも目が回りそうです。


いま新幹線ですが、明日は朝10時から妙深寺の本堂で秋のお彼岸・秋季総回向の法要を勤めさせていただきます。


その後、妙深寺の臨時評議委員会。


明後日の日曜日は長野本晨寺の秋季総回向、夜は東京で100万人のクラシックライブの演奏会に寄らせていただきます。


25日はお総講から東京での特別大切な会社開きの法要、そして午後は神戸に移動します。


26日は京都で局議、夜は東京でNHKの講座、その後で先輩の家に寄らせていただきます。


27日はまた京都に戻って会議、28日は宗会です。


そう、29日は浜松で修学塾、ミュージアムのスタッフは二条城でロケ。


30日は妙深寺でクラシックライブ、夕方はボーズカフェ、夜はボーズバー。


翌日はもう10月1日ですねー。


このスケジュールで、どうやって次回の企画展の展示内容を書き上げるんだー(笑)。


ずっと、生きている間は変わりませんなー。


本当に、『仏教徒 坂本龍馬』を出させていただいて、感謝しております。


宗内の方でもお分かりいただけないと思いますが、モノ好きでもお金目当てでもなく、内側ではなく社会に向かって挑戦を続けているのです(汗)。


いつか、全てが一つになればいいなーという微かな希望を抱きつつ、今はみんなでそれぞれ走り続けるしかありません。


明日の秋季総回向の御法門、あと少しで完成です。


「共感力とアイデンティティ」


どちらか一方が欠けていたら、きっとお祖師さまの御弟子、ご信者ではありません。


内向きで気づけることはありません。


僕たちは宇宙に向かい、自分に向かい、宇宙に向かって御題目をお唱えしているのだから。


後世の僕たちは、明治維新が壮絶な権力闘争だったことを知っています。


彼らが掲げた金科玉条は、ある意味で個々人の欲求や野望や野心を達成するために利用されていました。


少なくとも、冷静に歴史を学べば簡単にこの程度の事実は明らかになります。


宗教も同じです。美辞麗句を並べても個人の欲や情実を入れていたら存在意義は無く、宗教は害悪でしかなくなるのです。


では、宗教も結局は人間がするしかないものだからずっと害悪じゃないか、という意見も聞こえたりします。


確かに。


みんなダメダメだから。


しかし「そうではない」と高らかに言えるのが私たちでなければいけません。


気づかない人は永遠に気づかない。


歯を磨いていても、シャワーを浴びていても、いろいろなことが頭に浮かびます。


毎日使っているこの歯磨き粉は自然に還れるのかな、人間の髪のためにシャンプーの素材を良くしても自然界はどう反応しているのかな、この商品の値段にこれを使った後処理の値段まで入っているのかな、本当に大丈夫かな、とか。


新幹線で書いていたら、いつもおかしくなるー(笑)。


はい、これでおしまい。


明日も、精一杯ご奉公させていただきます。


ありがとうございます。