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2020年11月30日月曜日

ボウズヨガ@インシーみなとみらい店
















今夜は満月でした。


太陽が隠れると、東の空に真っ赤なお月さまが現れて、驚くほどでした。


今夜は19時からインシーみなとみらい店で「ボウズヨガ」のレッスンを担当させていただきました。


なんと、横浜初、神奈川県ではじめての開催でした(いつも六本木や麻布十番、広尾、近くても用賀店での開催でした)。


除菌はもちろん、光触媒による抗菌施工を行なっている万全のインシーみなとみらい店。


コロナ禍ではありますが、定員16名の参加者。本当に、ありがたい。今夜の出会いにもつくづく感謝です。


マスクを付けたままのレッスンはつらかったですー。


でも、皆さんと一緒の60分、最高でした。


横浜港の夜景。年末の装いでしょうか。満月に照らされて、いつもより美しく感じました。


さて、次回のボウズヨガは1230日、インシー用賀店で開催の予定です。お目にかかれることを楽しみにしています。


明日から12月ですね。10時から月始総講。御法門を学ばせていただいております。


みんな一緒に、大切に、いいスタートを切りたいです。


お月さまも見守ってくれていました。


ありがとうございます。

加藤登紀子さん@横浜ラグーン










加藤登紀子さまにご出演いただいた横浜ラグーン。いかがだったでしょうか?


番組をお聴きくださった方からステキなメッセージが届き、感動しております。


「加藤登紀子さんのお話に感激しております。

オノ・ヨーコさんの言葉、私とジョンの人生は心の窓を開けて肯定出来る見つける人生だったのよね、

鳥肌立ちました。

苦しいなかでもイエスを見つける❗️

激しい否定は、自分の心にしまって、外にはイエスを響かせること、加藤登紀子さんの人生観に感動いたしました。

慈しみに溢れた素晴らしい方の言葉をいただき、一週間元気に過ごさせていただきます。

拙い感想で申し訳ないです。素敵な放送を聞けたことありがたく思っています。」


本当に、素晴らしいお話ばかりでした。


つくづく凄い方です。


年末のほろ酔いコンサートに行くのが楽しみです!


ありがとうございますー。


YOKOHAMA LAGOON ~こころとカラダの免疫力アップ~

FMヨコハマ | 2020/11/30/月  05:30-06:00

ゲスト:歌手 加藤登紀子

http://radiko.jp/share/?sid=YFM&t=20201130053849


#加藤登紀子 #ジョンレノン #オノヨーコ #イマジン #FMヨコハマ #横浜ラグーン #心と体 #免疫力 #心と体の免疫力アップ #魂のリレー #インシーみなとみらい #マグマスパ  #inseaみなとみらい 

2020年11月29日日曜日

100万人のクラシックライブ@妙深寺














昨日、100万人のクラシックライブが、妙深寺の第二本堂で開催されました。


現在のコロナ対策ですと会場の第二本堂は20数名が限界。贅沢な、満席状態での開催となりました。


実力ある、素晴らしい演奏家のお二人による迫真の演奏で、参加された皆さまは大感激されていました。


参加した方から「肩こりが治り、スッキリして帰宅しました。」というメッセージをいただき、本当にありがたく思いました。


あらためて演奏くださった方々をご紹介いたします。本当に、この距離で、この人数で、お聴きできる方々ではありません。なんという贅沢なことでしょう。100万人のクラシックライブの活動に、ただただ感謝です。


大倉 礼加(ヴァイオリン)

三重県津市出身。東京藝術大学音楽学部器楽科を経て、同大学大学院音楽学部音楽研究科室内楽専攻修士課程修了。これまでに、北垣紀子、澤和樹、沼田園子、松原勝也の各氏に師事。

全日本学生音楽コンクール名古屋大会第1位全国大会入選。静岡の名手たちロダン賞受賞。大阪国際音楽コンクールデュオ部門アブニール賞受賞。大学在学中にLemoned Quartetを結成。ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール第2位。リゾナーレ室内楽セミナーにて奨励賞、音楽賞を受賞。リゾナーレ音楽祭に出演。

ライプツィヒ・カルテット、ジュリアード・カルテットの公開講座に選ばれ受講。プロジェクトQ13章、小澤国際室内楽アカデミー、小澤征爾音楽塾ではコンサートミストレスとして参加。

チェコプラハにてシュターミッツ・カルテットとドヴォルザーク弦楽四重奏曲を共演。


松橋 朋潤(ピアノ)

1990年長野県松本市生まれ。東京藝術大学附属音楽高等学校、東京藝術大学を経て同大学院修士課程卒業。第1回ショパン国際ピアノコンクールinASIA全国大会優秀賞。第5回日本演奏家コンクール第1位。第21回レ・スプレンデル音楽コンクール第2位。第9回ローゼンストック国際ピアノコンクール審査員賞。第36回フィナーレ・リーグレ国際ピアノコンクール第3位。大学院修了時、成績優秀者へ贈られる芸大クラヴィーア賞受賞。


12月は京都佛立ミュージアムでも開催いたします。

2020.12.19 開場 13:30~/開演 14:00

https://1m-cl.com/concert/data/?c=0000002365


是非、ご参加ください!

2020年11月28日土曜日

余韻にひたる間もなく






グランド・フィナーレの余韻。本当に感動の公演でした。5年間、一つ一つ階段を踏みしめ、上ってきたように思います。


ジョー・オダネル氏の写真を展示させていただくことだけでも奇跡的なこと、「焼き場に立つ少年」に大変な注目が集まり、政財界から多くの協力者が手を挙げてくださったことも有難いことでした。


サンマリノ共和国での展示会が実現したり、上智大学の高祖先生や在バチカン日本大使館の中村大使と御縁を頂いたり、サンマリノのポデスキ文化大臣が長松寺にお泊まりになり、そのまま宗会で表敬の演説、ご講有もサンマリノを表敬訪問し国会でご挨拶されるなど、あり得ないほど御縁が広がってゆきました。


そして、国連 平和の鐘を守る会の髙瀬聖子会長との御縁、中村橋吾さんとの御縁が生まれたのは、まさに平和を願い祈る気持ちが共鳴できたからと存じます。ありがたかったです。


余韻は、まだまだ続くと思います。これが終了ではなく、「トランクの中の日本〜戦争、平和、そして仏教〜」展は、京都佛立ミュージアムの重要なコンテンツとして開催を続けてゆきたいと思っております。


さて、翌日は早朝の新幹線で横浜へ向かい、新横浜駅で清従師にピックアップしてもらい、そのままお助行に廻りました。


お助行、最高です。コロナ禍で生まれた新しい御講のカタチ・巡回部御講、そしてお助行の気運。住職の助行もコツコツと重ねてゆきたいと思います。


河野さん、川上さん、畠山さん。25年くらい前、受持だった頃は畠山さんのお宅を中心にお助行やご奉公に廻っていました。本当に懐かしく、気合いを入れ直すことができました。


畠山さんのお家の下に咲いていた花々が綺麗でした。パチリ。


そして、さらにそのまま東京に向かい、浅葉克己先生とご面談。新型コロナウイルスとの戦いに欠かせない大切な面々をご紹介させていただきました。完全防備、マスクをしながらのご挨拶ですが、相変わらずナチュラルに愉しませてくださいました。ありがたいです。


横浜に戻り、17時から会議。18時55分まで会議で、19時から特別祈願口唱会。そして、さらに21時から22時まで「子どもの食 緊急支援プロジェクト」のウェブ会議でした。


この時間まで、蓑田秀策さま、島田晴雄先生、千本倖生さま、分林保弘さまがウェブにお出ましになり、会議をされていること、とてつもないことだと思います。政財界のレジェンドの方々が、子どもたちの貧困について、この時間から打ち合わせをしているのです。


この輪の中に入れていただいていること、勉強になりました。本当に、ありがとうございます。


昨日は少し余裕のあるスケジュールでしたが、夜は渋谷龍馬会の総会に出席させていただきました。お話をお聞きしながらワクワクしました。同時に、拙著『仏教徒 坂本龍馬』をKindle版で出版し直そうと決意しました。


とにかく、生きている、無限の感謝、無限の可能性、無限の情熱で、無限の魂を磨きたいものです。


南無妙法蓮華経。ありがとうございます。

2020年11月26日木曜日

『平和成祈鐘(へいわなり いのるやこのかね)』




















昨日、終戦75年特別展「トランクの中の日本〜戦争、平和、そして仏教〜」が終了いたしました。


この企画展へ足をお運びくださった皆さまに心より御礼申し上げます。世界を襲うコロナ禍の真っ只中ではありましたが、終戦70年から75年の5年間の集大成でした。


この企画展は京都佛立ミュージアムとして大切に守り、コツコツと開催を重ねてゆきたいと思っております。


最終日は歌舞伎役者・成駒屋・中村橋吾さまにお出ましいただき、グランドフィナーレ 歌舞伎:特別演目『平和成祈鐘(へいわなり いのるやこのかね)』を公演いただきました。


圧巻の、素晴らしい舞台でした。本物中の本物の歌舞伎役者。重ねて感動いたしました。


ここに、イントロダクションを掲載させていただきます。


『トランクの中の日本〜戦争、平和、そして仏教〜』展

グランドフィナーレ

歌舞伎役者 中村橋吾 平和の鐘 特別演目

『平和成祈鐘(へいわなり いのるやこのかね)』

 

京都佛立ミュージアム・終戦75年特別展「トランクの中の日本〜戦争、平和、そして仏教〜」。ジョー・オダネル氏が撮影された写真を展示し、戦争と平和を見つめ直す私たちの企画展も最終日を迎えました。


去る108日、ニューヨーク国連本部に設置されている『国連 平和の鐘』と同型の釣鐘が当ミュージアムに到着し、本日まで同企画展の中で展示させていただいてまいりました。


この平和の鐘は『国連 平和の鐘を守る会』の高瀬聖子会長と『サンマリノ・ニッポンまつり実行委員会』の古堅裕子さまをはじめ多くの方々が協力し製作されたもので、令和3年には平和の国・サンマリノ共和国に贈呈される予定です。


当館は20182019年の過去2回にわたりサンマリノ共和国において「トランクの中の日本〜戦争、平和、そして仏教〜」を開催させていただき、多大な反響を頂戴いたしました。お力添えをいただいた古堅裕子さまの御縁から、今回の終戦75年特別展に『平和の鐘』の展示が実現したのでございます。


戦後間もない頃、国連へ『平和の鐘』を送ろうとたった一人で立ち上がり、その一生を世界平和に捧げた中川千代治氏。


「世界絶対平和萬歳」


山を動かすほどの平和にかける強い想いは世界中の人びとの共感を得、なんと本当にニューヨークの国連本部に平和の鐘が設置されることとなったのです。


コロナ禍の本年も、9月21日の国連・国際平和デーを前にグテーレス事務総長がこの平和の鐘を鐘打なさいました。


そして、去る9月20日には大阪万博公園で『第4回鐘打式典』が開催されました。この鐘は50年前の大阪万博の時に設置された「国連平和の鐘」の「姉妹鐘」です。


この鐘打式に際し、是非とも自分の想いを表現させていただきたいとお申し出くださったのが歌舞伎役者の中村橋吾さんでした。


「国連 平和の鐘」や中川千代治氏の功績に感銘を受けた中村橋吾さんは、歌舞伎公演、お稽古でお忙しい中、特別に演目を創作されたのでした。


タイトルは『平和成祈鐘(へいわになれや いのるはこのかね)』です。


国連にある「世界絶対平和萬歳」の文字が刻まれた『平和の鐘』。世界から争いがなくなり、皆が平和に暮らす世界を目指す。中川千代治氏は、自らの願いを形にしました。想いを現実にすることの難しさを克服し、鐘の音色と共に、世界平和の使者となった中川千代治氏の偉業、そして世界共通の願い世界平和を伝える作品を、平和の鐘特別演目といたしましてご披露していただきます。


『トランクの中の日本~戦争、平和、そして仏教~』

グランドフィナーレ

歌舞伎役者 成駒屋 中村 橋吾

平和の鐘特別演目『平和成祈鐘(へいわになれやいのるはこのかね)』

三味線  鶴澤 公彦

附け打ち 山﨑 


賢治さんのお手紙をお引き取りくださるため、花巻から宮澤和樹さまもお越しくださいました。高瀬会長にご紹介できて、ありがたかったです。


素晴らしい公演に心から感動し、人類に突きつけられた課題の年・終戦75年目を締めくくることが出来たように思います。


本当に、ありがとうございました。


すべてが終わり、本山にお参りさせていただきました。たった一人、本堂でお看経させていただき、あまりにも贅沢な時間で、胸が熱くなりました。ただただ局長の健康回復を願っております。


私は、今日も目の回るようなスケジュールで、しかし何とかご報告記事をアップしなければとパソコンに向かいました。


ありがとうございます。

2020年11月23日月曜日

白井貴子さん@横浜ラグーン


白井貴子さんにご出演いただいた横浜ラグーン、とてもステキな放送となりました。
ありがたいですー。

#白井貴子 #ジョンレノン #オノヨーコ #イマジン #FMヨコハマ #横浜ラグーン #心と体 #免疫力 #心と体の免疫力アップ #魂のリレー #インシーみなとみらい #マグマスパ  #inseaみなとみらい

2020年11月22日日曜日

“イマジン“は生きている














11月22日、連休中の穏やかな日曜日のはずですが、新型コロナウイルスの感染再拡大、GoToなのかGoBackなのか分からず、ハラハラしながら過ごされている方も多いと思います。

紅葉の古都。昨日の京都駅の混雑は本当に大変なものでした。

今日は朝参詣終了後にFMヨコハマのスタジオに入りました。明日の放送は白井貴子さん。その翌週は加藤登紀子さんにご出演いただきます。

1年前、白井貴子さんにはみなとみらいの公開録音放送でもご出演いただきました。いつも「Chance」を与えてくださいます。

地球のこと、環境のこと、暮らしのこと。縦横無尽にいろいろなことをお聞きします。どれもこれも、いま大切なことだと思っています。ぜひお聴きくださいませ。

そして、加藤登紀子さんの収録。

ちょうど昨夜、NHKーBSで「”イマジン” は生きている ジョンとヨーコからのメッセージ」が放送れました。

2020年は、ジョン・レノンのメモリアルイヤー。生誕80年、没後40年。この記念すべき年に、改めてジョンとヨーコがこの世界に残したメッセージに耳を傾ける。そんな番組でした。

再放送はNHK総合で60分の短縮バージョンで12月24日(木)午後10:00~午後11:00に放送されます。

加藤登紀子さんからはオノ・ヨーコさんと直接お会いした時に交わした会話などをお聞きします。

YES. 肯定から生まれる未来。

FMヨコハマのスタジオに通い始めて1年以上が経ちました。たくさん勉強させていただきました。

「一人で見る夢はただの夢。みんなで見れば現実になる。」

YOKOHAMA LAGOON ~こころとカラダの免疫力アップ~
FMヨコハマ | 2020/11/23/月  05:30-06:00
http://radiko.jp/share/?sid=YFM&t=20201123053000

#白井貴子 #加藤登紀子 #ジョンレノン #オノヨーコ #イマジン #FMヨコハマ #横浜ラグーン #心と体 #免疫力 #心と体の免疫力アップ #魂のリレー #インシーみなとみらい #マグマスパ  #inseaみなとみらい

2020年11月20日金曜日

詩情












横浜港の日の出。今日も美しかったです。昨日も綺麗でした。


横浜も南風が入り、11月とは思えない暖かさ。気持ちが悪いほどです。


人間には詩人の心が必要。別に詩を作ったり、俳句を読んだりする必要はありませんが、流れる雲を見たり、風や季節を感じながら、その向こう側にある何かを感じられたら人生はもっと豊かになります。


豊かな感性は人生を彩る。その感性はいいことばかりではなく、悪いこともキャッチする。


変な陽気を敏感にキャッチして、人間が生き方を変えてゆけたらと思います。


歳を重ねてゆくと、得てして感度が鈍くなるといいます。子どもたちの感性にはかなわない。


知識を得て、しがらみが生まれて、人間が人間しか見なくなっていくと、感度が落ち、詩情は消え、現実的で、打算的な考えしか浮かばなくなる。


こうして、愚かなことが続いていく。言い訳をしながら、愚かなことを続けてゆく。


いくつになっても、感度よく生きてゆきたいです。いいことも、悪いことも、敏感に、いいところは伸ばして、悪いところは改めて、生きてゆきたいものです。


新型コロナウイルスの第三波が確実に押し寄せています。すぐ間近に。算盤を持ちながら未知のウイルスと戦えるか。官製パンデミックは多くの人が求めた結果。本当に、恐ろしいです。


コロナなんて怖くない、危なくないという人の言葉を信じてはいけない。そういう発言や発信をしている人を避け、一人ひとりが自覚して、徹底して、感染しない、感染させない、という行動を実践してゆきましょう。


土曜日と日曜日、渾身の高祖会、奉修後は大本寺乗泉寺に伺い、永江御導師に海外部長としてご面談いただいておりました。


月曜日は京都長松寺、奉修後に読売テレビの山川さんとお会いしてお勉強。米国の大統領選挙や大阪都構想や今年から教壇に立たれている関西学園大学の授業について。勉強になりました。


翌日横浜へ戻り、19時から特別祈願口唱会、21時半からスリランカとウェブ会議。スリランカでもコロナの感染が拡大しています。終わったら23時を過ぎていました。


さすがにヘロヘロになりましたが、身体を横にしながら高祖会の感動を振り返り、妙深寺のご奉公、局長のこと、永江御導師や山川さんのお話を反復し、スリランカ、インド、ネパールのご奉公について考え、旭の写真を見たりしていたら、なかなか寝付けず過ごしました。


世の中見渡しても、浅い話ばかり。右だ、左だ、こちらが正しい、こちらが間違っていると言ってはいますが、分かっている人などいない。全く浅く、全く狭く、全く真実ではない。


「混沌」という言葉は「カオス」、「大混乱」「無秩序」という意味ですが、原典はギリシャ語。


大いなる何かを生み出すための混沌、混乱でありますように。


日本も、世界も、洗濯しなければならない時だと、感性はビンビン反応しています。

2020年11月17日火曜日

5年目の11月16日





































旭が亡くなってから、5年。


20151116日。


あの日ー。


カトマンズの空港に着き、僕はスリランカから来た良潤師と合流し、村から迎えに来てくれた立耕師とビノッドと一緒にスワヤンブナートへ寄り、その後ディペッシュのお父さんが経営するお店に立ち寄った。


野崎さんも黒崎さんも旭も支援活動に加わってくれている。早く現場に向かいたかった。けれど、言われるがままカトマンズで昼食を取った。


昼食後、電話が鳴り、旭がケガをした。足をケガしたと。これからカトマンズへ向かうと。


雑然とする道路。対向車線から来た1台の車を見た瞬間、旭が乗っていると直感した。


そのとおり、その車は右折し、私たちは続いて左折した。病院だった。あり得ないタイミングだった。


車を飛び降り、駐車場を走った。ドアを開け、グッタリした旭を抱きしめた。


ストレッチャーに乗せ、救命救急の部屋まで旭を運んだ。力なく、ぐったりした旭の身体から洋服を切り取った。


しかし、いったん外に出るよう促され、待合室へ。床に膝をつき、ドアノブに懐中御本尊をお掛けし、御題目をお唱えした。何がなんだか分からないけれど、助けてください。どうか旭を助けてください。


ほんの数分後、中に入るように呼ばれた。そして、もう治療できる段階ではないことを告げられた。すでに亡くなっていると告げられた。


冗談じゃない。そんなことはない。何か出来ることがあるはずだ。先生、頼みます。なんとかしてください。やってください。出来るでしょう。頼みます。


そう喰らい付いたが、医師は静かに立っているだけだった。と思う。


ここから、心と身体が離れたような感覚、力が全て抜けた。


旭、どうしてだ。あんなに一緒に海外でご奉公したいと言っていたのに。今日からできるのに。なんでだ。


旭を抱きしめ、旭に話しかけた。当然だが旭は答えなかった。


時間が経ち、一人で表に出た。空を見なければならない。


責任を果たさなければならない。この到底受け入れられない現実を受け止め、旭のため、ご家族のため、たくさんの方のために、行動しなければならない。


空を見上げて、一人でブツブツと話、御題目をお唱えし、またブツブツと話、また御題目をお唱えした。


そして、青森に電話をかけた。小原ご住職の奥さまが出てくださった。


智美奥さまの声が、今でも耳の奥でこだまする。その時に見上げていた空も、目に焼き付いている。


旭はいつも一緒にいる。海外弘通の永遠の歴史に名を刻み、速やかに生まれ変わりまた私たちの輪の中に加わるはずだ。


今年も1116日が過ぎた。


来年は旭の七回忌。万難を廃してネパールへ向かい、七回忌のセレモニーを奉修したいと考えています。