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2022年8月31日水曜日

日晨上人の祥月ご命日にあたり






今日は妙深寺開基、初代日博上人の御師匠さま、佛立第15世講有 日晨上人の祥月ご命日。


先住も日晨上人のご采配で妙深寺のご奉公を開始し、毎月乗泉寺のご法宅にお伺いしながらご奉公を進められました。


妙深寺には日晨上人のご教導を収録したテープが何本も残されています。先住の質問にビシバシ答えられる日晨上人の肉声、すさまじいです。


40年ほど前、私たちの得度式にお出ましくださり、妙深寺のご宝前で5名一緒に剃髪の儀を執り行っていただきました。


昨日は宗門の佛立アンバサダーのご奉公でご墓前式や総会に参列することが出来なかったので、今日、乗泉寺世田谷別院へお参りさせていただきました。


8月の最終日、慌ただしいものの、ゆっくり、じっくり、本堂でお看経することが出来ました。様々なお懺悔とこれからのご奉公の誓願を祥月ご命日のご霊前に言上させていただき、妙深寺に戻って参りました。


明日は妙深寺でご祥月法要を営ませていただきます。

コロナ禍ということもあり、お参詣が集中しないように【役中協議会へ出席する必要のあるお役中さん】と【オンライン参詣のできない方】のみの、代表参詣とさせていただきました。申し訳ないです。


明日は関東大震災の第百回忌のご回向もさせていただきます。マグニチュード7.9、被災者190万人、死者・行方不明者105000人という大災害のご回向です。どうか、ご一緒に、よろしくお願い申し上げます。


それにしても、連日連夜「カルト」や「セクト」「宗教二世」などが話題となり、迷う人が増えているはずです。今こそ「お寺と共にある暮らし」ですがコロナ禍がまっすぐに歩む人の足まで止めてしまいます。歯がゆいです。


負けずに、前を向き、胸をはり、勇気をもって、しかも明るく、たのしく、生き切りましょう。


「おもしろき こともなき世をおもしろく」


高杉晋作の辞世の句、やはり上の句に含蓄があります。


「世の人はわれをなにともゆはゞいへ わがなすことはわれのみぞしる(龍馬詠草二 和歌)」

坂本龍馬が青年期に詠んだとされる歌。さすがです。

狂気的な情熱を傾けて、立ち上がり、動き回るほかありません。


学者、ものしり、評論家、不成仏。こういう御指南のあるところが佛立仏教の真骨頂だと感激しています。

植木雅俊先生とコレイア御導師の邂逅

























830日、連日のように新幹線で関西と関東を往復いただいています。岸和田の妙扇寺、鈴木日樹上人とのご面談の翌朝、念願の植木雅俊先生との面談のために再び東京へ戻られました。


2時間、植木先生と多言語に翻訳されてきた法華経の普遍的価値と翻訳における課題について議論を重ねられました。


コレイア御導師はサンパウロ大学の教授にも加わっていただいてブラジルに翻訳委員会を設け、日蓮聖人の御遺文や開導聖人の御教歌、御指南の翻訳と出版を重ねてこれました。


植木雅俊先生は英語にも通じておられ、すでに英語の論文も発表されており、現在は『日蓮の手紙』の英訳に取り組んでおられます。


超過密なスケジュールの中で、この日しかないという日程で植木雅俊先生と佛立アンバサダー・コレイア日友御導師がご面談できたことは大変意義のあることと確信します。


後世、南米へ仏教を伝えた茨木日水上人の功績が燦然と輝いているように、ブラジルにまともな法華経の翻訳本がない現在、仏法西漸、仏教伝道の中で、植木先生とコレイア御導師の邂逅は歴史的なものとなります。


夕方、どうしても清雄寺に寄らせていただきたいということで、お参詣させていただきました。日誠上人のご命日。清雄寺のご宝前、日誠上人のご墓前にお参りになられ、御霊前に向かってご生前のブラジルに対するご教導、ご奉公、特に最晩年にいただいたロンドリーナ・本法寺の御尊像ご染筆、御開眼の御礼を言上されました。


新幹線の駅までお見送りし、また関西へと向かわれました。途中、三島で高校の同級生で、教化子でもある旧友と再会。1時間ほど話をして、無事に大阪に到着されたとのことです。


今生人界、一生分の一日。また、御法さまがお喜びになられる、価値ある尊いご奉公を頂戴いたしました。


ありがとうございます。

2022年8月30日火曜日

スリランカ別院のソーラーパネル








当たり前のことですが、36524時間、世界各地のご奉公に休みはなく、時を選ばず報告が届きます。


うれしいニュースもあれば、残念な報告もあります。残念なことの方が少し多い。いや少しではなくだいぶ多い。でも、常にピンチはチャンス。慌てずに真正面から受け止め、ご宝前におすがりし、お看経に徹すると、また現証に変わる、御利益と気づく。


経済危機の真っ只中にあるスリランカからは嬉しい報告。


ソーラーパネルが設置され、スリランカ・コロンボ別院の1階に太陽光発電による電力が供給されるようになりました。ご宝前の常夜灯とお灯籠は再生可能エネルギーです。


今週は2階にもソーラーシステムを導入する予定です。危機の中、支援活動に奔走してきましたが、こうして法城の護持もさせていただいております。


停電でオンラインの会議や御法門の収録が止まることはなくなりました(汗)。本当に救われます。


ありがとうございます。

2022年8月29日月曜日

妙深寺らしいおもてなし🙏








































今日は、ウクライナの方々に妙深寺らしいおもてなし。


昨夜、ウクライナの方々が宿泊所である妙深寺に戻ってこられたのは22時。様々な支援団体との会合やご挨拶があり、その時間から夕食。大変なハードスケジュールでした。


滞在中、朝一番から真夜中まで、清和会が丹精込めたご供養を準備してくれており、昨夜もみんなの帰りを待ってくれていました。本当に、ありがたいです。


23時、LINEがあり、ウクライナの皆さまが「海に行きたい」と言っておられる、特に子どもたちがとっても楽しみにしていて、水着も持ってきていると連絡がありました。


ここ一番、妙深寺らしいプレゼントをしよう、ということで、長野県飯田市へ戻る前、海の仲間にお願いをして、願いを叶えようということになりました。


葉山の沼田社長に電話をして、事情を説明。快く受け止めてくれて、最幸のおもてなしをしてくれました。


苦しくて、悲しくて、寂しい思い出を、ウクライナに帰っても、せめて一生忘れられない、最幸の思い出を作って、上塗りしたい。


僕は行けなかったけれど、沼田社長、やってくれました(涙)!


ウクライナの皆さんに、海で遊び、食事をし、清潔なシャワーを浴びてもらうだけではなくて、やっぱりジェットスキーを出して、体験、バナナボートまで引いてくれて、最幸の思い出を作ってくれました。


葉山大浜、最幸です。ありがとうー。


ウクライナの皆さん、本当に感極まって、心を開いてくださって、同行してくれた清顕師、清朋師、清行師と貴重な心の交流、心通い、大切な時間を過ごすことができたようです。


妙深寺でも、信仰師やイ・サンジュンさんが飯田市から来た方々との心の交流を重ね、あたたかいご奉公を重ねてくださいました。


本当に、猛烈、強烈に、ありがたいです。今回来てくださったみなさまが、それを証明してくれると思います。


仲間がいてくれて、本当によかった。法縁、法友、信友、そして海の仲間。ありがとうございます。


やはり、ここがスタートですね。また夕方のお看経が夜のお看経になってしまいましたが、庫裡のご宝前へ向かいながら、涙が出てきました。


無事に、長野へ着いたと連絡もありました。本当に、ありがとうございます。ありがとうございます。

2022年8月28日日曜日

ブッキョー TO THE PEOPLE






















本日、本門佛立宗神奈川布教区主催、日蓮聖人御降誕800年慶讃別修法要が盛大に奉修されました。


世界各10ヶ国、神奈川県下15ヶ寺をオンラインで結び、これまで積み重ねてきた生きた仏教を体現、体感するご奉公がすべて網羅・集約されていて、本当に集大成だと思いました。


コレイア御導師のメッセージ、福岡御導師の御法門、そしてウクライナ避難民の方々の言葉、ウクライナからライブ中継された生のレポート。


衣美ちゃんのお話には、泣きました。ご主人の言葉に、胸がいっぱいになった。


締めくくりのお看経が何倍もありがたかったです。あらためて、誓いました。このままじゃ、ダメなんです。全く、話にならないんです。


責任の所在をはっきりさせて、改良し、実践、実現してゆかなければなりません。


宗教二世とか、あんな怖い、変な政治的宗教やカルト教団と一緒に論じられていたら、聞いている無垢な人たちはありとあらゆる宗教や信仰も必要ないもの、遠ざけるべきものと思うでしょう。


全くの間違いだと思います。無宗教というのも宗教や信仰のようなものです。結局、人間にとって欠かせないものなのです。


しかし「仏教には期待するけど、お坊さんには期待しない」という調査結果があるとおり、「宗教はいいかもしれないけど、宗教団体は嫌い」ということもあります。


組織は腐敗する。事実、歴史上の聖職者たちは勘違いを繰り返し、慢心し、乖離し、何度も台無しにしてきました。


部派化、大衆化、密教化、スコラ化などなどがそうです。そうであってなるものか。


暴風の中、しっかりと本物の仏教、生きた御仏の教えを伝える使命を再確認しました。


素晴らしい法要でした。本当に、ありがとうございます。


この日を基点に、新しい時代の生きた教え、本物の佛立信行が展開されてゆくに違いありません。


是非、そうしたいです。ここまでご奉公してくださった素晴らしい方々の努力に報いるためにも。


よろしくお願いいたします。本当に、ありがとうございます。