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2023年5月31日水曜日

人生というたった一度の大実験


10日間の米国出張から帰国いたしました。


ロサンゼルス、ハワイ、本門佛立宗 米国教区の大切な法城と、それぞれに集う大切な方々のために、これからもみんなで力を合わせてご奉公させていただきます。


誰もが中継ぎ投手。先発のスター選手でもリリーフエースでもない。次の人に少しでもいい状態で引き継ぎができるように努力します。それが父の教えでした。


今までになく、世界はフラットになり、そしてアンバランスになります。変化は加速して善悪の境界が混濁し、破滅的な危機と人類史上最大のチャンスが同時にやってくるような時代が来ます。


私は、私たちの次の世代は、とてつもない能力を持ち、チャンスを最大化してくれると勝手に信じています。その日、その時まで、できる限りの準備をしておきたいです。精一杯、中継ぎのご奉公をさせていただきたいと思っています。


特に海外だからというわけではありませんが、この10日間、かけがえなく、毎日ドラマティックで、奇跡に溢れていました。何もかもがありがたく、感謝しかありません。


人生は、心ひとつで次元が変わり、運と縁に恵まれる。仏教は究極の引き寄せの法則です。自分の人生はたった一度の臨床実験であり、日々の心の変化が臨床データです。


邪気を祓い、悪縁を遠ざけ、自由に、気持ちをより良く切り替えて、みんなで奇跡の人生を歩みたい。それが仏教の説くところ、得られる結果、目的です。


今生人界、大実験を成功させましょう。


旅にトラブルはつきものですが、振り返れば全てに意味があって、楽しくて、勉強になる。さらにスキルアップできました。


帰国後もフルパワーで走ります。留守中のご奉公不足を取り戻します。明日は横浜妙深寺の月始総講。何とぞよろしくお願いいたします。


ご祈願、ありがとうございました。

ありがとうございます。

ハワイ別院の墓地にて








さらに、閉園ギリギリ18時に、本門佛立宗ハワイ別院の墓地にお参りしました。


予定にはなかったのですが、米国教区の再起動、最適化のご奉公は、先師上人方や先亡功労者の方々のお力添えをいただかなくてはならないと思い、お墓参りに車を走らせました。


メモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日)だったのでセメタリー全体が献花で華やいでいました。


ハワイ別院の墓地は「ハワイアン・メモリアル・パーク・セメタリー」の奥にあります。なかなか見つけにくいけれど、迷いながらも見つかりました。Google Mapに登録しておきました。


ゆっくりお看経していると女性がダッシュしていてビックリしました。墓地でダッシュ?


そう、閉園時間を過ぎていたのです(汗)。慌てて自分もダッシュ。気がづくと数台の車がカーチェイスのように猛スピードで出口に向かっていました(笑)。


とにかく、お参りできて、よかったです。南無妙法蓮華経。


ありがとうございます。

空港に向かいます。

ハワイで再会できたこと


昨日の夕方、阿部さんのお助行から帰る途中でハワイにお住まいの、若い頃からお世話になっている先輩にお会いすることが出来ました。


とんがって、いきがって、勢いだけあって、強烈。個性の塊のような若い僕たちを、優しい微笑みで見守ってくれていたのが三矢さんでした。


このタイミングで、どうしてもお会いしたくて、アポイントメントをお願いをしていました。


ただ、僕の予定がギリギリまでフィックスできず、とにかく御会式が終わってから、というお助行や役所や銀行廻りを終えてからと思い、お願いしていました。


三矢さんは、昔と同じように、優しく待っていてくださいました。時間をいただいて、お会い出来て、お話しできて、本当に嬉しかった。


何度か東京でもお会いしたり、Facebookでも繋がっていましたが、このタイミングで、このハワイで、お会いできて、よかったですー(涙)。


20才前後の僕を知っている人からすれば「あのナガマツが」です。それが本当だし、その通りだから。


みんなが与えてくれた友情や経験も糧に、今は仏教者として全身全霊で生きています。重ねてご報告し、変わらぬ友情やお力添えをお願いしました。


すべては、やはり完璧なタイミングで進行しています。本当に、昨日、三矢さんにお会いできて、よかったです。


あと数時間でフライトです。無事に帰国、帰山できますように。


南無妙法蓮華経ー。

ありがとうございます。

2023年5月30日火曜日

ハワイ別院のお助行








午後1時、カハラにお住まいの阿部さんのお宅へお助行に伺いました。


ワイアラエ カハラはハワイアンオープンが開催されるゴルフ場に隣接しているオアフ島有数の素晴らしい住宅街。御会式の翌日にお助行を受けてくださり、ありがたかったです。


阿部さんご夫妻はハワイ別院になくてはならない方。いつも献身的にご奉公くださり、「最後に帰るのはいつも阿部さん」とエリックも言っていました。


マウイ島に岩崎亮太郎さんがお住まいになっていた時から、たびたび阿部さんのことはお聞きしていました。今日も寿々子さんや航平くんの話をしました。


阿部さんのお宅のご宝前でお看経をさせていただきながら、言葉に表せない不思議な気持ちがしました。長男はマウイ島で生まれました。あれから21年が経とうとしています。


プールサイドでご供養を頂戴いたしました。次女のボニーさんにご配慮いただきました。ありがたかったですー。


ワンちゃんはベニーという名前。飼い主が亡くなり、高齢のベニーを引き取ったそうです。本当にいい子でしたー。


すべては有限。無常。タイムリミットは誰にも分からない。だからこそ、限られた機会を最大化するしかない。


日本でも、妙深寺でも、海外でも、ハワイ別院でも、大切な人とお会いすればするほど、限られた時間の中、現在の果報に甘えることなくご奉公しなければならないことを感じます。


人は石垣、人は城。法城も同じ。つくづくそう思います。


ありがとうございます。

これからの国際弘通


月曜日の朝。今日は事務的な確認とお助行を予定していました。


ただ、今日は5月の最終月曜日、メモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日)にあたり、役所や銀行はクローズでした。残念ですが仕方ありません。


北崎立耕師は今日ここからメインランドに戻ります。サンフランシスコへ移動し、ジュンコさんやバーバラさんとレナードさん、リナルディさんなどと御講やお助行のご奉公をしていただきます。


さらに、サンフランシスコからロサンゼルスへ戻り、そこから南カロライナ、フィラデリフィアなど、616日まで北米各地でご奉公いただく予定です。


立耕師にも、立耕師のご家族にも、そして光薫寺のご住職、御講師方、ご信者の皆さま、特に粕屋別院の皆さまに大変な負荷をおかけしていること、申し訳なく、また有難く思っております。


まずは光薫寺のご住職のご理解とご許可、光薫寺責任役員会のご承認がなければ実現しなかった米国弘通再起動のご奉公です。ご家族、ご両親、誰よりも奥さまに、絶大なご支援をいただいています。忘れることは出来ません。


約1ヶ月間に及ぶご奉公。担当以外の方々はご存知ないと思いますが、開拓流通の海外弘通は、時間的にも財的にもプラスに及ばない、まさに身命財を削って行うギリギリのご奉公です。


来月中旬に帰国する立耕師は、光薫寺でも粕屋別院でもご奉公日程が厳しくなってしまい、合同の御講をお願いしていたり、様々な負担をおかけしています。本当に、申し訳ございません。


ただ、本当の本当に、歴史ある米国のご弘通を再起動し、前進させなければ御法さまにこそ申し訳なく思うのです。はからずも、そのご奉公の任が、巡り巡ってご宝前から与えられたと思うのです。すべて必然のご奉公と感得しております。


米国弘通の再起動は並大抵のご奉公ではありません。挙げれば切りのない壁や課題があります。


立耕師にだけ重荷を負わせることは出来ません。責任と苦労を一緒に負うべく、北崎立耕師と一心同体、さらに異体同心で、あらゆる課題を共有し、ご奉公に当たります。


北崎立耕師とコレイア清行師は長らく同部屋で、兄弟のような関係だそうです。いま、清行はネパールにいます。立耕師はアメリカにいる。不思議な巡り合わせです。


理想とする国際弘通は点と点ではなく、線や面で行ってゆくことです。米国教区の立耕師、清泊師、私、ロサンゼルスとハワイ、ハワイとオーストラリア、オーストラリアとスリランカ、ネパール、イタリア、韓国、ブラジルなどなど、国際弘通の精鋭が力を合わせて交流し、支援し合い、ご奉公に当たってもらうことです。


そこで発生するご弘通のエネルギーは必ずや日本の各寺院へと届き、元気や勇気を与えてゆくものと信じます。


みんなで、永遠の種まきに奔走するのが佛立です。お金もないし、時間もないし、体力も心配ですが、夢があって、目的と目標がはっきりしていて、辛くないと言えば嘘になるけど幸せです、です。


みんなで頑張りましょう。午前中、重ねて立耕師と打ち合わせ出来ました。


これから立耕師を車で空港へ送ってきます。どうか皆さま、北崎立耕師の無事安全のご奉公成就をご祈願ください。南無妙法蓮華経。

ありがとうございます。


PS:僕は体と頭の曲がり角であることを痛感してます。若いと思い込んでいる頭と、全くついていかない老化した身体のバランスの悪さ。今朝も重たいスーツケースを持ち上げようとして背中を痛めた。あきません。帰国したら、健康管理も一からやり直しです。ありがとうございます。

2023年5月29日月曜日

ハワイ別院の三祖会、盛大奉修




















無事に、見事に、荘厳に、ハワイ別院の三祖会が終了いたしました。三宅日善御導師をはじめ、日本からお参詣くださった教講の皆さまに、感謝で胸がいっぱいです。


御導師の御法門では法華経如来神力品の御文を引かれて、心の闇を照らそうとなされたお祖師さま、日蓮聖人の誓願「一天四海 皆帰妙法」の原点を教えていただきました。ありがたかったです。


ハワイ別院のみなさんが、力を合わせてご奉公くださいました。


祖父や祖母、父や母から、子どもや孫の世代へ。さらにこの十数年で世代交代が加速していたといいます。


加えてコロナ禍はハワイで暮らす人びとに劇的な変化、衝撃を与えました。若者を中心にメインランドに移る人が増えました。ハワイでは仕事がないというのです。


さらに、永年ハワイ別院のプレジデント、長谷川御導師のご遷化。重ね重ねて、厳しい状況が積み重なりました。


だからこそ、今回の第10支庁の皆さまによるハワイ別院への団参は、コロナ禍が明けたことを証明し、本当の本当にハワイ別院を、海外弘通をご支援くださる、歴史的な、記念すべき、お参詣でした。


これでもか、これでもかという、過酷な状況を乗り越えて、ここにたどり着いた。お看経をさせていただきながら、目頭が熱くなりました。


とにかく無事に終わりました。米国教区の再起動、ハワイ別院のリブートへ向けて、力をあわせて精一杯ご奉公させていただきます。


引き続きよろしくお願いいたします。

ありがとうございます。

ハワイ別院の草花


















これよりハワイ別院の三祖会をご奉修いただきます。


ハワイ別院の動画をアップしました。お寺はご信者さんに愛されて守られます。特にハワイ別院は宗立の寺院、宗門直轄管理のお寺。歴代の担当御導師はもちろん、全国の御導師、ご住職、御講師、ご信者の皆さまのご奉公によって護持されてきました。


機会あるごとにハワイ別院について知っていただき、深く愛していただければと思います。


ハワイ別院の入り口にはカワリバノウゼン(Tabebui)、タベブイア・ヘテロフィラという木があり、薄いピンク色の花がお参詣の方々をお迎えしてくれます。


左に目を転じるとジャカランダに属するキリモドキ、紫色のジャカランダ・ミモシフォリア。


そして、シンボルツリーのように庭の中央、奥にあるのはプルメリア・アルバ、シロバナインドソケイ。カンボジアでは僧侶はこの花を使って仏前へ供えるとか。ただ、切って出てくるのは液には毒があるそうです。


さらに奥にはクルシアロセア。オートグラフ・ツリーとも呼ばれるそうで、ハワイ別院の木はキメラで、白と黄色の美しい花をつけていました。


正しいか、そうでないかは分かりませんが、最近草花の名前や由来を調べるのが大好きで、アプリで検察しています。


ハワイ別院にお参りいただいたら、ご宝前でお参りいただくのはもちろん、美しい草花も愛していただけばと思いました。

大海を知り、前に進む




















日曜日の朝を迎えました。今日は本門佛立宗米国教区ハワイ別院の三祖会です。三宅日善支庁長を奉修御導師に、第10支庁の御導師、ご住職、御講師、随伴参詣のご信者の皆さまをお迎えして奉修いたします。


昨日は準備ご奉公の合間にハワイ別院の紹介ビデオを撮ってYouTubeにアップしたり、ハワイ別院の護持について教えていただたり、撮影にも打ち合わせにも時間が取れてありがたかったです。


午後、ハワイ別院から歩いて数分の、日蓮宗のハワイ別院を訪問しました。日蓮聖人門下連合会や全日本仏教会で各宗派の国際部長にお会いすることも多く、ハワイでのご奉公の現状をお聞きすることができればと思いました。


本堂から法要の音がするので入ってみると、住職が一人でお参りしているようでした。終わるのを待って挨拶しようと、そのまま本堂一番後ろの席に座りました。


しばらくすると、この法要は導師座の前に置かれているパソコンを使い、オンラインの法要であったことが分かりました。初七日忌法要で、ハワイのコナや日本をzoomで結んだ法要だったのです。


法要後の英語による熱心な法話、何より驚いたのは導師のきめ細やかな配慮で、一人ひとりの参加者に、オンラインの画面越しに語りかけ、ゆっくりと心と心を通わせている様子でした。


この時点では、そのご住職がどなたか分かりませんでした。ただただ、日蓮宗にも素晴らしい僧侶の方がおられると感心していました。


法要後、ご挨拶してみると、インドの佐々井秀嶺師に並ぶ伝説的な開教師、アメリカの金井勝海師、80才でした。ハワイ別院に赴任していたとは全く知りませんでした。


ゆっくりとお話しをお聞きしました。前々回の東京オリンピックの前にアメリカに来たこと、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルなどに住んで年月を重ね、ついに念願であったラスベガスに新しい寺院を建立したこと。


ラスベガスは「SIN CITY(罪の街)」という別名があり、蓮の花は最も汚い池の中にこそ純白の花を咲かせるのだから、なんとしてもラスベガスに御題目のお寺を建てたかった、それが叶った、現在は金井師の息子さんが住職としてラスベガスに赴任されているとのことでした。


4年ほど前からハワイ別院に赴任して活動しているそうで、米国の布教は現地の者を僧侶にしなくては本物にならないため、現在も弟子を育てているのだと出家希望の中年女性を紹介してくれました。6月中旬、身延開創750年の法要に参列するため一緒に日本まで連れてゆくのだそうです。


それにしても法要が終わってから20分もの間、ゆっくりと時間をかけて、一人ひとりに声をかけ、話を引き出そうと向き合う金井勝海師はやはりすごい人でした。


井の中の蛙、大海を知らずではいけませんね。国内だろうと、海外だろうと、私たちこそさらに御法さまに寄り添い、一人ひとりお参詣の皆さまにも近づき、ご奉公させていただかなくてはなりません。


様々な意味で、金井師とお会いできたことがありがたかったです。北崎立耕師が本門佛立宗のロサンゼルス地域の担当と紹介すると、力強いエールを送っていただきました。


年齢を全く感じさせない、明るく、オープンで、謙虚で、強い。さすがの猛者でした。


作務衣の仏丸をご覧になり「Primordial Buddhism」についてご質問いただきましたのでお話させていただきました。本化仏教の要諦。読誦についてもお聞きくださったので、あくまで読誦は薬の効能書きを読むのと同じで、薬そのものは南無妙法蓮華経の御題目、薬をいただくのは御題目をお唱えすることですから、口唱を第一義としていることをお話させていただきました。


「明日、日曜日の法要はそのことをお話しよう。」と言っておられました(笑)。


またまた完璧なタイミングでした。金井師にお会いしたことは勉強になり、刺激にもなりました。ありがとうございます。


国際弘通でも佛立が負けるわけにはいきません。佛立侍、佛立魂、佛立根性で、さらに精進したいと思います。


南無妙法蓮華経

ありがとうございます。