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2024年5月31日金曜日

今生人界のアメリカ東海岸


















5月31日、東海岸で最後の朝を迎えました。今朝もカロライナ・ブルーの空です。


御講の後、夜はリックと直子さんが夜のご供養に連れて行ってくださいました。私たちにはもったいない、メンバーシップのサロンのような場所。メンバーの個人用ワインボックス、初めて見ました。1800年代の地図や歴代会長の膨大な写真が壁に飾ってあり、歴史を感じます。


ここスパータンバーグには世界的なレストランチェーン・デニーズの本社があったり、チャーチ・ストリートの両側には教会が建ち並んでいたり、市政は「シティ・マネージャー制度」を採用していたり、西海岸では感じられない歴史と文化があるようです。


LAに着く頃、日本では6月の月始総講が奉修されます。こちらでも1日に正法教会、2日にロサンゼルス組親会場の月始総講を奉修する予定です。ありがたいです。


米国教区の再起動はアメリカに住むアメリカ人のためのご弘通に切り替えてゆくためのステップになります。フェーズ1、フェーズ2、フェーズ3など、段階的に目標を定め、いずれにしても日本人や日系人のコミュニティからアメリカに住むすべての方々にPrimordial Buddhismをお伝えしてゆくことが目標です。みんなで目標を見据えてご奉公してゆきたいと思います。


朝、ホテルの朝食は夕食くらい高いので近所のコーヒーショップに行きました。やはり半額くらい。でも十分に美味しかったです。アボカドのトースト。小さなグリーンマイヤーレモンでしょうか、アボカドと柑橘系がピッタリとマッチして美味しかったです。


今日はシャーロットまで1時間、シャーロットからLAXまで5時間ほど飛びます。日本で考えるとどこまで行けるんだろう。沖縄や台湾を遥かに通り過ぎて、フィリピンやタイまで行ける距離でしょうか。とにかく、今回の東海岸の巡回ご奉公を今生人界の機会として、未来へ向けたステップアップに出来ればと願っています。


ありがとうございます。

サウスカロライナ、スパータンバーグでの御講





































サウスカロライナのスパータンバーグで御講を奉修させていただきました。LAに長く住んでおられた直子さんとご主人のリック。こちらに引っ越してきて約10年。本当に穏やかな、美しいお宅です。


御講にはオンラインでLAからもお参詣いただきました。本当にいつもながらありがたいです。今回の東海岸の巡回ご奉公では、直子さんが席主の御講が最後となりました。最後の最後が米国教区になくてはならない存在、直子さんのお宅、御講、ご宝前で、感無量です。


直子さんは画家としてプロ級、大放光の表紙を描いておられたこともあります。こちらでは直子さんの水彩画を購入する方々もおられます。


実は、今回その直子さんの絵を一枚譲っていただきました。僕は本当に絵が好きで、寝室にたくさんの絵を掛けています。世界堂で水彩画の道具を揃えたこともあったのですが、どうしても時間が取れずなかなかうまくなりません。今回、お願いして頂戴したのは海辺の風景画。心落ち着くラグーンというか、静かな潮騒が聞こえてきそうな一枚です。今生人界の思い出として妙深寺に飾らせていただきます。


立耕師も完全に回復してくれて、体調万全です。今は17時を過ぎました。明日の午後のフライトでシャーロットを経由し、LAに向かいます。夜、空港で車をピックアップして親会場に泊まります。


6月1日は午前10時から正法教会で月始総講を奉修させていただきます。今日の御講の前に、ホテルで妙深寺の月始総講の御法門を撮影しました。どうしても時間が取れなくて、ホテルのテラスでの撮影になりました。御法門を説いている途中、ほんの数メートル手前のところに大きな身体の黒人男性が来て朝食を食べはじめ、不思議そうに眺めていました。ありがたいです。


東海岸で無事にクライマックスを迎えました。本当に、ありがとうございます。


ありがとうございます。


ESPNとXゲームとアメリカの縦断と横断























ESPNのXゲームはジェットスキーしか知らなかった自分にとって時代の追い風を受けたコンテンツでした。


日本のSports-i ESPNで「X -Sports」という番組を立ち上げ、「Xtream Core Games」という独自のイベントを開催し、ESPNのXゲームと連携、そして対抗しました。Xゲームがまだそれほど認知されていない頃、番組解説を担当したこともありました。


マウント・ストラットンで開催されたウィンターXゲーム、サンフランシスコで開催されたXゲーム、オレンジカウンティーで開催されたスケートボードの大会、プーケットで開催されたAsian X Gamesを取材に行きました。先住がいたからこそ出来た経験です。


今の自分からすれば想像できませんが、Sports-i ESPNのマーケティング部のGM、Xゲームのプロデューサーであったことを、米国でのご奉公に活かせたらと思います。クリスさんのお宅でESPNを観ていて、懐かしい日々を思い出しました。


先住が生きておられたこと、そして敬愛する先輩方のおかげで、きっとご奉公のために様々な経験を与えていただいたのだと思います。


ミネソタ州のレイク・アイタスカ、ベミジ湖、ミシシッピ川の源流から、ジェットスキーでメキシコ湾まで走ったこと。ゴール前のニューオリンズではシングルのジェットスキーでかなりの距離を走りました。デルタになっている河口近く、タンデムについていけなくて休みましたが「アリゲーターに食べられるぞ」ということで急いで走り出しました。


2005年、「ブッディスト・トランス・アメリカ」の収録のためにロサンゼルスからニューヨークまで車で走った思い出も、今となってはかけがえのない経験です。グランドキャニオン、モニュメントバレー、JFKが暗殺されたダラス、テロのあったオクラホマシティー、キング牧師が暗殺されたメンフィスのロレイン・モーテル、公民権運動の発端「バス・ボイコット事件」の起きたモントゴメリー、ホットスプリングス、黒人生徒の公立高校編入をめぐる事件の起きたリトルロックのセントラル高校、フィラデルフィア、ワシントンD.C.、国会議事堂、ホワイトハウス、アーリントン墓地、スミソニアン博物館、そして米国同時多発テロの起きたニューヨークのグランドゼロ。


19年前のあの経験は、自分の中で確かな軌跡として残っています。この国を理解するために、本当に貴重な経験でした。


スミソニアン博物館で広島に原爆を投下したB29「エノラ・ゲイ」の前に立った瞬間、全館が「バチン」と停電したことなど、奇跡というか、示唆というか、サインというか、宇宙のとてつもなく大きなサイクルや意志を感じて、鳥肌が立ちました。


そうした経験が、京都佛立ミュージアムでの平和展や様々なご奉公で活かされていると信じます。


サウス・カロライナに移動して、今日は午後にゴールドマン直子さんのお宅で御講を奉修させていただきます。いよいよ東海岸でのご奉公もクライマックスです。ドミニクをはじめ、多くの方々が直子さんの存在とご奉公に感服、敬愛の言葉を数え切れないほどお聞きしました。今の米国のご奉公に、なくてはならない存在です。


とにかく、果報を使うのではなく、中継ぎとして果報を少しでも増すように生きねばなりません。米国教区の再起、再起動こそ、私たちに与えられた責任です。昔はこうだった、でも今はこう、という後ろ向きな話を重ねるのではなく、今はこうだけど、これからはこう、未来のためにはこう、という前向きな姿勢と行動こそ大切だと信じます。


開導聖人の御指南に。

「真実の御弟子旦那の中に御弘通に仕ふるに大に上中下の三段あり。

或曰。先生御存生中に如説抄の御折伏。随他意なしの御法門講内一同に御定め置なくは、御滅後は思ひ思ひにわかれんこと歎かはしと思ひ励む人々あり。是を上等の信者とす。

次に。さためてしかあるらんなれども我等軸出ていふともかひなしと歎くのみなる。これは中等の信者也。

次にいかにともなれ。其時は其時と。たゞ傍観せるあり。これを下等となす。

○高祖。御一周忌に本迹一致はじまる日向これなり五老僧。山を出す門々わかる。一百年餘に門祖本門題目宗下種信行折伏宗御再興。

今又一同に下種宗を。口にはとなへながら皆熟脱宗になれり。爰に本門佛立宗たてり。

清風滅後を思へとも。既に祖師御在世の御時ですらあまり御あらぎなりと。をこつくものあり。われらはやはらかに弘めんとて螢火が日月をわらふが如きもあり。朝夕をしへ給へども臆病にして肝を消して退轉せしも多くしてかくしつゝ終に廣宣流布すべき上行菩薩所傳の題目宗也。

上行大士仏勅を蒙らせ給ひ末法を御受取になりたる已上はおとろへる時分々々には地涌の大士立かはり。入かはりに出世ありて御弘通絶ることなし。弟子となり師匠となり。旦那となり無令断絶。疑ひなきこと也」

末代幼稚信要学(扇全十二巻三一八頁)


ありがとうございます。

2024年5月30日木曜日

カロライナ&横浜ラグーン


アメリカの東海岸、ノース・カロライナでご奉公しております。日本を発ってから2週間が経ちました。まだ半分です。長い留守、申し訳ございません。


今週は「友」についてお話をさせていただきました。いい友を持つこと、いい友であるかという問いです。


エマーソンは「友を作るたった一つの方法は、まず自分が友になることだ」と言いました。自分から心を開き、少しは覚悟して、友だちになること。


アリストテレスの「友とは何か?二つの肉体に宿れる一つの魂である」、ヘレン・ケラーの「光の中を一人で歩むよりも、闇の中を友と一緒に歩むほうがいい」という言葉もご紹介しました。


開導聖人も「友ほど大事なものはなし。」と御指南されていますが、仏教は「誰とでも仲良くしろ」とは言いません。


仏陀は「悪い友と一緒にいるな。卑しい人と交わるな。善い友と一緒にいよ。尊い人と交われ」「悪友を避けて善友を求めよ、しかし善友が得られなければ、孤独に歩め」とまで明言されています。開導聖人も「人の善悪はその友による。」と御指南されています。


結局、自分に善い友はいるのか、自分は誰かにとって善い友なのか、ということだと思います。


法華経には「若し悪友に値えば即ち本心を失う」とありますし、御教歌には「人のため善友になれ悪友に なるな本心ともにうしなふ」とあります。


日蓮聖人は立正安国論の中で、

「菩薩悪象等に於ては心に恐怖すること無かれ悪知識に於ては怖畏の心を生ぜよ悪象の為に殺されては三趣に至らず悪友の為に殺されては必ず三趣に至る。」

とお諭しになられています。やはり、人のためにも、自分のためにも、功徳になる、正しく、尊い生き方をすることが大切です。


今週はエレファント カシマシの「今宵の月のように」と「風に吹かれて」を選曲しました。勇気の湧いてくる曲です。ボーズワードは「畜生」でした。



ONAIR DATE 2024/05/29 (Wed)

https://radiko.jp/share/?t=20240529053000&sid=YFM


引き続き皆さまからのお便りをお待ちしています。素朴な疑問、質問、何でも結構です。


番組メールアドレス

lagoon@fmyokohama.jp


下記のサイトから直接FMヨコハマに送ることも出来ます。

是非、お便りください。お待ちしております。

https://www.fmyokohama.co.jp/form/message?p=6504


横浜ラグーン、今後ともよろしくお願いいたします。


番組提供

株式会社ティー・エフ・ピー

https://www.tfp.vc


〈 協力 〉

100万人のクラシックライブ

https://1m-cl.com


M&Aベストパートナーズ

https://mabp.co.jp


妙深寺

https://myoshinji.jp


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I do it for you




















カロライナ・ブルー。この空をそんな風に呼ぶのだそうです。素敵な呼び方です。


朝一番からクリスさんが家庭菜園に出てルッコラを摘んでくださっていました。その側でご主人のトムさんもお花を運んでいて、なんとも仲睦まじく、二人の幸せな暮らしに思わず手を合わせました。


朝参詣を終えて、手づくりの朝食を頂戴しました。摘みたてのお野菜、トラウト、納豆、お漬物、お味噌汁、ご飯、優しい日本食で立耕師も復活です。本当によかった。


トムさんは何才に見えますか?キャプテン・トム、船長、すごいです。ボートハウスから一人で船を出し、ポイントを知り尽くしたガイド、プロフェッショナルな操船、とにかく若々しい。年齢を当てられたらすごいです。


80才なんて信じられません。今も5時間かかる道のりを一人で運転してくれています。いつでも代わるとお伝えしているのですが。海の男はいいですー。6才下の弟さんはさらに釣りに詳しいらしい。頼もしいですー。


ご宝前も立派に荘厳されていて、クリスさんを大切に、みんなで仲良く、楽しく過ごしておられるのを肌で感じました。穏やかなラブラブ、やはりお手本です。


夕方、ノース・カロライナからサウス・カロライナ州に入り、直子さんとお会い出来ます。ようやく、ここまで来ました。ありがたいです。


南無妙法蓮華経

ありがとうございます。

2024年5月29日水曜日

子育て中のイルカたち





































アメリカ東海岸ノース・カロライナは午前7時を過ぎました。


昨日、御講の奉修を終えた午後、トムさんの船を出して約2時間ほど散策させていただきました。日焼け止めを塗って、帽子をかぶって、いざ出航。


世界的にも、有数のフィッシングポイントで、川から出たオフショアはもちろん、ソルトウォーターとフレッシュウォーターが合流するポイントなど、釣り師にとっては夢のようなフィールドが広がっていました。


クリークの奥ではたくさんの魚たちがライズしていましたし、大小様々な湾や入江では超巨大な魚影も見えました。水の上の標識や30メートルはある木の上に大きな鳥が巣を作っていたり、親指ほどの小さなハチドリ、紫色の綺麗な小鳥、豊かな自然を堪能させていただきました。


1年に1度くらいしかフライフィッシングは出来ないけれど、水面を眺めながらトップウォーターに飛び出すトラウトの姿を想像していました。


最後の最後で、子育て中のイルカたちにも遭遇。あまりにもラッキーということで、本当に感動、感激しました。小さな小さな赤ちゃんイルカもいて、まるで通学路を歩く子どもを親たちが見守っているような光景でした。素晴らしかったです。海からだいぶ入った川でイルカに会えるなんて。


夜はやはりトムさんがアレンジしてくださったレストランにお連れいただき、この地域独特のお料理を体験させていただきました。特に、日本にはまだない蟹の殻から全てそのままいただくと言うお料理にはびっくりしました。あの蟹の硬い殻がエビの殻より柔らかくなっていて、大きいのに柔らかくて、驚きでした。いつか日本にも入ってくる名物料理だと思います。


今日はテイラーさんのお宅から移動します。2泊もお世話になりました。ありがたかったです。


立耕師の体調を第一に考えて、ちょうどこのタイミングでゆっくりすることができたのはおはからいでした。今朝はずいぶん楽になっているようです。ここから車で5時間ほど走るので、車の中でもゆっくり休んでいただきたいです。


ありがとうございます。