昨日、19日の日曜日は、青年会のサマー・セミナーで葉山に行った。土曜日から青年会はお寺に宿泊し、お看経の後にテーマを設けたセミナーを開催。会長であるマサノブ君が作成したパワーポイントの資料をスクリーンに映して、そうしたテーマを元にしてディスカッションを行ったという。一人一人の実生活に即しているから、非常に充実したセミナーになったと思う。よく考えて、準備をしてくれた。
翌日、つまり昨日だが、セミナーの参加者は朝参詣をされた後、葉山の海に向かった。葉山というのは江ノ島から見るとずっと三浦半島よりの場所。電車で行くとすれば逗子駅を使う。真夏の湘南の中でも比較的車の渋滞も少なく、海水浴客も少なく思う。葉山の海岸であれば、昔の仲間の協力で色々なものを楽しめる。
本山での青少年の一座では台風の影響で終了ギリギリの到着となった。9時間もかけて本山までお参詣してくれた青年会に心から感謝していたのだが、会長のマサノブ君をはじめ青年会のみんなは「これは私たちの御祈願が足りなかった。しっかりと御祈願をして、サマー・セミナーを迎えたい」と、お懺悔とご信心の改良と増進に結びつけてくれていた。それから、青年会では準備ご奉公と共に御祈願を重ねてサマー・セミナーを迎えた。
先週来、非常に強い台風が太平洋上を北上していたので、「やはり」と思って心配していたのだが、有難いことに大きく進路を北に取り、関東地方は快晴となった。これは青年会の方々の御祈願の賜だと思う。
日頃のご奉公では見れない少年のような笑顔。青年会のみんなの笑顔と同様に若い教務の笑顔を眩しい。清顕はまだ23才なのだから、自分の若い頃と比較すればご奉公一筋に頑張ってくれていると思う。しかし、この葉山では、青年会の方々と一緒に子どものように海岸を走り回っていた。微笑ましい。
友介も楽しそうだった。友介は今日8月20日が23才の誕生日。先ほどの朝参詣で誕生自祝の御礼を言上させていただいたが、「本当に早いものだなぁ。友介が23才なんて」とつくづく思う。最近は仕事が忙しいようで心配だったが、溜まりに溜まったストレスを発散しているかのように楽しそうに波と戯れていた。
私が初めて葉山の海岸に来たのは20年前のこと。その頃と比べると海岸が痩せてきている。「痩せてきている」というのは、砂浜が浸食されているという意味だが、砂を入れないと近いうちに海岸が無くなってしまいそうだ。この海岸は葉山の御用邸の隣にある。時折、御用邸に滞在されている皇室の方々の姿を見ることが出来るのだが、その葉山ですら海岸が危機的状況になっているのは残念なことだ。
青年会にバナナ・ボートやジェットスキーを体験してもらうために、私もサマー・セミナーに同行した。葉山に来るのは実に何年ぶりのことだろう。その前もやはり青年会のサマー・セミナーだった。あの時はヒロミさんもインストラクターをかって出てくれて、わざわざ葉山まで来てくださった。その時の写真も青年会の良い思い出である。タレントさんがインストラクターをやってくれるなんて。私が葉山に来たのはあれ以来だから5~6年ぶりになる。しかし、ここに来ると昔のことを思い出すし、懐かしい仲間にも久しぶりに会うことが出来る。
バーベキューの後でバナナ・ボートやジェットスキーを体験。なかなか出来ない体験だから、みんなもワクワクしてくれている。私は堤防の上からビデオを撮らせてもらった。「青年会の思い出になるからビデオを撮るね」と言ったものの、これが失敗した。暑いの何の、参った。しかも、1グループは10分程度海に出る。それが5グループくらいあるのだから、バナナ・ボートだけでも1時間ちかく堤防の上にいなければならないではないか。うわー、失敗。1つのグループだけ撮影して帰ってきたら、後の人たちが可哀想だし、結局最後まで撮影することにした。暑かったなぁ。
後でみんなに聞いてみると、バナナ・ボートよりジェットスキーの方が面白いと言う。一年間、ご奉公に頑張りに頑張って、そういう頑張るみんなと一緒に来年もまた葉山に来れればと思った。そして、思い切りジェットスキーを楽しませてあげたい。だって、妙深寺はジェットスキーのプロだったという変わり者が住職なのだから。これを使わない手はない。変わったお寺(笑)。
このレクリエーションは一人一人の夏の思い出として永く残ってくれると期待している。「モノより思い出」だから、普段とは少し違う「海」という環境の中で、なかなか体験できないスポーツを楽しんでもらえたら、有難い。
妙深寺では8月を「教養会の月」として、教養会(松風会・壮年会・婦人会・青年会・薫化会・ボーイスカウト・ガールスカウト)の野外活動の盛大開催をご奉公の重点に掲げて御祈願している。そして、夏休み中の子どもたちの交通等安全・災難除滅を祈り、信行相続を願う。
17時ごろ、みんなで記念撮影をして葉山を後にした。
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