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2007年8月14日火曜日

名古屋の御導師、

 名古屋の建国寺にお参詣させていただいた。その後、名古屋城にも寄らせていただいて、生まれて初めて「金のシャチホコ」を見た。感動!ありがたーい。
 つくづく、名古屋・建国寺に伺うと刺激を受ける。妙深寺の初代ご住職・日博上人は、名古屋・建国寺の先代のご住職・日建上人と深い親交を持っておられた。日建上人はお優しいお顔からも察することができるとおり、大変におおらかで慈悲心に満ちておられた御導師。日博上人も何度となく名古屋にてご奉公され、ご弘通談義に花を咲かせておられたと聞く。
 ある時、日博上人が名古屋・建国寺の御会式のご奉公からお帰りになる際、その途中でご信者のお宅にお助行に寄られたというお話をお聞きした。遠方の御会式ご奉公は、大変にお疲れになるのに、その僅かな時間もご奉公されておられたというお話をお聞きした。名古屋の御導師も大変に随喜されておられたと聞く。
 また、日建上人は15世日晨上人の下で親しくご教導を受けておられ、ある時日晨上人に「ご弘通を発展させるためには、どのようにすれば宜しいでしょうか?」とお伺いしたところ、「それは簡単だよ。ご弘通が発展しているお寺から学べばいい」とお答えになったという。そのお話を建国寺の現ご住職・石川日翠上人からお聞きした。本当に有難い教えである。
 私は、先住の御遷化後に奇しくも妙深寺の住職としてご奉公することになった。海のものとも山のものともつかぬ愚息、清潤である。自分自身すら、妙深寺の住職としてご奉公出来るものかどうか、全く分かっていなかった。
 そんな時、いつも手を差し伸べてくださったのが、石川御導師だった。先住が御遷化になられてから半年にも満たない秋、石川御導師は名古屋に私を呼んでくださった。そして、わざわざホテルまでお越しいただいて、優しく、親しく、ご教導くださった。ご自身が住職に就任した時のこと、御7回忌が済むまで思い出そうとしても何も思い浮かばないほどだったということ、とにかく頑張って精一杯のご奉公をするしかないということなど、言葉以上に若輩を気遣ってくださるお心が嬉しく、今だに感謝してもしきれない。「お寺の大小を比ぶるはアホ。自分のお寺にどこに出しても恥ずかしくない、本物の佛立信者が何人いるかが勝負です」と教えてくださったのは石川御導師である。一つ一つのお言葉を、私は実践しているに過ぎない。そうした尊い先輩のお言葉を、ここで書いているに過ぎないのだ。
 名古屋の石川御導師は、私の妻に対しても、妻が涙するほど有難い言葉、ご教導をしてくださった。今でも妻は石川御導師に感謝している。いつか、ご恩を返さなければと思っているのだが、まだまだ私が未熟でそこまで至らない。申し訳がない。

2 件のコメント:

  1. ありがとうございます。清優です。コメントの書き方初めて分かりました。昨日は有難うございました。私自身も御住職ご家族に会う事が出来て嬉しかったです。二人のお子さんと一緒に過ごせて、子供嫌いの私にもまだ子供がかわいいと思える人として心があると再認識させてもらいました。また名古屋へも足を伸ばしていただければ幸いでございます。

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  2. 清優師、本当にありがとうございました。心から感謝しております。奥さまには御礼のお電話をしましたが、御導師にくれぐれも宜しくお伝え下さい。愚妻が頼りにしておりますので。ありがたい。

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