9月となった。この数日でめっきり秋めいており、いよいよ気合いが入る。とにかく御題目口唱。一人でも多くの人と、妙深寺の本堂で共に御題目をお唱えしたい。できる限り、様々な苦しみや悩み、問題やご病気を抱えておられる方の御祈願に励み、家族を励まし、御利益を感得しつつご奉公を円成させていただきたい。
現在、スリランカのマダワ君の御祈願をお願いしてきた。この件については非常に私も驚いていたのだが、誰よりもお父さんのシャンタ・ペレラさんが心配されていた。涙声のシャンタさんには、私も本当に動揺した。
しかし、皆さんが御祈願してくださっていることを伝え、実際に御祈願に励んでくれたからこそ、ご家族も落ち着き、安心し、御宝前に向かって御題目・御祈願することができるだろう。誰もお助行してくれていないといたら、やはり病院でウロウロしてしまうかもしれない。病気の人、病気の人を抱える家族にとって、本当に「お助行」は有難いものなのだ。
同時に、お助行させていただける私たち、誰かのために御祈願できる私たちの方こそ有難いではないか。妙深寺の朝参詣では、多くの方が「正法帰入・病気全快のお願い」と御祈願を上げてくださっている。ご信心をされていない方の病気全快を祈る場合、単なる「祈祷」にしないために、その病気を通じて、もっと根本的なところで彼ら(彼女ら)が助けられるように、まず「正法帰入(ご信心ができますように、との御祈願)」の御祈願をさせていただくように心掛ける。そうでなければならないのだ。いずれにしても、御祈願できる、お助行できる私たちは有難い。
開導聖人の御教歌に、
「おのが身の 為の口唱の 万遍は 法のこゝろに 叶はざりけり」
とある。自分のためだけの「万遍の口唱(1万回の御題目口唱:約4時間の口唱)」は、御法の御意に叶わない、とお示しで、こうした菩薩行を志したお看経は御意に叶う。マダワ君の御祈願、正法帰入の御祈願は本当に有難い。
スリランカのマダワ君は、皆さまの御祈願をいただいて峠を越し、退院できたとご連絡があった。感謝の辞を述べておられるので、またそのまま掲載させていただく。
ありがとうございます。
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Dear Nagamatsu Odoshi,
I take this opportunity to thank all the HBS members who were chanted for my son.
My son recovered from Dengue fever. now he is at home for bed rest.according to doctors he will be OK another two weeks time. thanks for Buddha`s blessing and Bodhisattva work for our members.
Namu myoho renge kyo
Shantha Perera
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