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2007年10月1日月曜日

一緒に韓国へ行きましょう

 妙深寺では、10月27日から30日まで韓国団参を計画している。
 これは、若輩の私が韓国の本門佛立宗のお寺、2ヶ寺での高祖会奉修のご奉公を仰せつかったためで、韓国弘通の一助となれればという思いから、計画が進められてきた。
 アジアに於ける海外弘通は、私が近年ご奉公させていただいてきたブラジルやインド、スリランカとは異なる歴史によってご弘通が進展した。日本の占領統治時代に韓国や台湾に日本人の多くが移民していたが、その移民団の中のご信者から現地の方々にご弘通が進展したのである。
 日本が敗戦を迎え、多くの日本人移民は大混乱の状況で本土を目指して戻ってきた。妙深寺の執事長である正教師もその中の一人であり、 まさに満州から命からがらで日本に帰ってこられた。幼い兄弟二人だったという。
 お母さまの妙正師は現在の北朝鮮までたどり着いて、そこで子どもたちと分かれて数年間仕事をされた。妙正師は、髪を坊主頭にして、男性としての逃避行だったという。
 不幸な歴史の中で、当然ながら日本が持ち込んだ宗教である本門佛立宗も壊滅的な状態となったが、ご信心の篤い韓国の偉大なるご信者さん方のお陰でご弘通の芽が引き継がれてきた。台湾も同様であった。
 今回、その韓国に行かせていただけることは大変光栄なことであり、自身の信心改良・勉強にもなる。ありがたいことだと思っている。妙深寺の方々と共にご奉公させていただく。最近は韓流ブームということで、韓国に親しみや憧れを抱いている人が多い。今回は2ヶ寺での高祖会ご奉公とお参詣があるが、同時に韓流ブームの一端でもかいま見れればと思う。
 韓国は、日本では失敗したキリスト教化政策が成功したのか、戦後はキリスト教徒が圧倒的に増えたという。そうした背景を踏まえながら勉強させていただこう。

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