お祖師さまゆかりの地、鎌倉。江ノ島の見える素敵な場所に建つ顕証寺には久しぶりにお参詣させていただいたのだが、やはり素晴らしい景観と感慨。特に、立正安国論上奏750年の御正当年で、そのご奉公を進めさせていただいているので、ひとしおの思いが湧き起こる。ここは歴史的な場所、ここは事実お祖師さまが生き、ご奉公された場所。お祖師さまが幕府と対峙し、さまざまな出来事が起きたのも、この風景の中なのだから。

私にとっても思い出深い場所。若い頃の思い出が詰まっている。友人たちのお店もあるし、海から舟で行っていたお蕎麦屋さんや海から見た海岸線。今では波乗りをしている人たちを見ても「寒そうだなぁ」くらいにしか思わなくなってしまったが、それでも何かこみ上げてくるものがある。
布教区総会では厳しい意見があり、襟を正す思いだった。弘通顧問の鈴木御導師の御法門には、先日の佛立寺での高祖会と同様に深く胸を打たれ、弘通方針の発表時にいただいたご意見にも真摯に考えさせられることがあった。お祖師さまゆかりの地である鎌倉で、顕証寺の御宝前で、このように平成21年がスタートできたことに意味があると思う。

今日は月始総講と、朝から今の今まで合計5つのご面会をお受けして、お話をお聞きしたり、お看経をさせていただいたりした。嬉しいことに、今日だけでお教化させていただけた方がお二方。お二方ともご信心をとても真っ正面から受け止めてくださっての御本尊拝受となる。ありがたいことだと、つくづく御法さまに御礼させていただきたい。
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