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2009年2月1日日曜日

Galleに到着。Closenburg Hotel

 明日(もう今日か)は月始総講で、日曜日でもあるから朝から賑やかになるだろう。
 ちょうど一週間前、私はスリランカのゴール(Galle)に着いた。あの御講の後、車で約3時間、コロンボから南部へと海岸線を走る。この海岸線にはスマトラ沖地震・津波の傷跡が残っている。しかし、悲惨な被害などなかったかのようにキラキラと輝く美しい海、南アジア有数のリゾートもある。Gamage氏の上手な運転に揺られてホテルに到着したのは午後8時前だったろうか。
 スリランカからレポートが届いている。彼らは、私の行程を追って、詳細にレポートを書いてくれている。本当に有難いことだ。
 Rev. Nagamatsu Odoshi led the chanting session and addressed HBS members at the Kohuwala main centre. And he delivered a wonderful speech and motivated all the members. Around 150 members were participated. Also Bestowed Gohonzon for 36 new members at the same event.
(Nagamatsu Odoshi師は、口唱セッションを導いて、KohuwalaのメインセンターでHBSメンバーに講演しました。そして、彼は、素晴らしいスピーチを述べ、すべてのメンバーを刺激しました。約150人のメンバーが参加しました。同時に、その法要で36人の新しいメンバーのために御本尊を授与しました。)
 Then proceeded to Galle and night out at the Closenburg hotel Galle, accompanied with Dr. Kalyani Miranda, Mr. & Mrs. Abeygunawardena, Mr. & Mrs. Gamage, Mr. Kasun, Mr. Dileepa, Mr. & Mrs. Waruna, Mr. Ajith, Mrs. Sadani.(その後、私たちは夜半にかけてGalleに向かいました。カリヤニ・ミランダ博士、Abey夫妻、Gamage夫妻、Waruna夫妻、Kasun、Dileepa、Ajith氏、Sadani夫人らが、Closenburgホテルに宿泊しました)
 このホテルはスリランカの方々が選んでくださった。ここは100年以上も前に建てられたイギリス植民地時代の提督、ベイリーの家を改築したコロニアルスタイルのホテルで、すでに書いたとおりテレビもインターネットも無いが見晴らしのいい岬の上にあり、テラスからはインド洋、ゴールフォートを一望できるという。夜の到着だったために綺麗な海を見ることは出来なかったが、波の音が間近に聞こえて心地よかった。古いオランダ風の風情の残るホテルの中で夕食をいただき、その後はGamage氏の部屋に集まり、ご信者方と遅くまで歓談を楽しんだ。少しだけ疲れがたまっていて、内心では体調を心配していたのだが、昼間よりは元気が出てきた。
 残念ながら、部屋に戻ってもレポートを書く時間がない。明日9時からの御講の御法門の確認など、これもあれもと考え、しなければならないことが多すぎた。さっきまで話していた内容のメモを取るのに精一杯。これではいけないな。まだまだ「全身全霊でのご奉公」には至っていない。ボロボロ、眠い、グーッ、ウトウト、だ。
 よく、学生時代の友人から「お前はサメだからな。止まると死んじゃうんだろ?仕方ねーな」と言われたが、本当に慌ただしく動いているのが好きなようだ。性格的に余裕を楽しむとか、何もしないで過ごすとか、そういうことが出来ないのかな。むしろ、何もしないと落ち着かない。変な焦りはないが。ご奉公がたくさんあり、これもしたい、あれもしたいと思っているだけだと思う。欲張りなのかな。でも、前向きにご奉公がさせていただけていれば良い。自分は本当にヤンチャだったし、若い頃の自分を振り返っても愚かで、本質的にワルい人間だとも思う。「悪に強き者は善にも強し」という言葉を信じて、何とか悪さが出ないように、その悪さも善なる方向で力が発揮できるようにと思う。悪い性格も人助けやご弘通にエネルギーとして向かえば良いじゃないか、と。これってダメかな?
 朝、綺麗な海を見渡すことが出来た。綺麗な海岸線。いや、実はここから見える海岸には障害を持った方々の病院があり、あの津波の被害を受けた際には多くの入所者の方々が命を落とされたという。それにしても、ここは南の国。多くの人々にとっては楽園であり、リゾート地だ。本当に美しい。この国に御題目が広まり、御縁が出来たことを嬉しく思う。
 とにかく、ここから怒濤のご奉公が始まった。御講ミーティング、そして遠隔地域に住む方々のお宅に訪問し、お看経をさせていただいた。各ご家庭に奉安された御本尊、御法さま。そこで真摯に佛立信行に励む方々。日本から遠く離れたスリランカで、これほど真剣にご信心する方々がおられることを少しでもお伝えしたい。

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