桜が、今にも咲き始めそう。
今日は、朝から明日の準備ご奉公。3月20日10時、お彼岸の妙深寺は全信徒の志によって「春季総回向」を奉修させていただいている。ぜひ、家族揃ってお参詣していただきたい。
境内地の桜は、今にも咲きそう。蕾は大きくふくらみ、その先端にはピンク色の花びらが顔をのぞかせていた。もう、明日か、明後日か、いずれにしても今週末には咲いてしまいそうである。
4月4日の日には、妙深寺が境内地を開放して夜桜の会を行う。例年盛大に開催されているが、これも妙深寺のご信者さんがご奉公して、常日頃なにかとご迷惑をお掛けしている近隣の方や御縁のある方に来ていただいて催しを行う。ご奉公者があってこそだが、これも大切な菩薩行。ありがたいと思う。
4月5日は、佛立開導日扇聖人のお誕生日を祝して、桜の木の下で「開導まつり」を開催する。子どもたちを中心に行われるもので、妙深寺境内にある「ふれあいの森(子どもたちが命名した)」を走り回る。
アメリカの首都・ワシントンD.C.に行った際、ギフト・ショップにSakuraをモチーフにしたお土産が並べられていた。日本を代表する桜の木が海外でも親しまれていることに気づく。そう、ワシントンの桜は日本からの寄贈であり、多くの人に親しまれ、日本の素晴らしさを伝えている。
私も桜は大好きだ。毎年書いているのでご存じかも知れないが、この妙深寺にある大きな3本の桜と一緒に育ったように思っている。特別の親しみがある。夏でも、秋でも、冬でも、その大木をさすっている。なぜかというと、桜という木は表皮がゴツゴツしていて、夏以降は虫もつくし、春以外はあまり見向きもされないで可哀相だから。来年も、見事に咲いてくれよ、と声を掛ける。実は、毎年元気がなくなってるように思うから、心配なのだ。
しかし、今年も見事に花を付けてくれると思う。父が亡くなる2ヶ月前、手をひき、身体を支えながら満開の桜の花を見に出た。父と一緒に、桜の木の下。鮮明に記憶が残っている。満開になると、まだ父がそこに立ってくれているようにも思う。あの時の気持ちが、蘇る。だから、桜は好きだ。
妙深寺の桜は、私が勝手に「本化桜(ほんげざくら)」と名付けた。ご奉公してくれている桜だから。その下で、また素晴らしい会が催されると思う。
まずは、明日の総回向。少し天気は下り坂。今日と比べると12°くらい寒くなるようだが、ぜひお参詣を。
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