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2009年7月21日火曜日

解散しましたね

 すでに、今日から京都でのご奉公。雨が激しく降っている。山口県では大雨の被害が出ているようだ。新幹線も運転を見合わせているらしい。
 今日は、天候だけではなく、政治の世界、日本という国家も荒れているようだ。いや、荒れているかは分からないが、とにかく衆議院が解散された。これから、「センセイ」は「普通の人」になり、国民が責任を果たすべき時が来る。
 それにしても、解散直前の政治家の方々の動きや発言には、驚いたり、感心したり、「はぁ~」とあきれたり、あまり楽しんではいけないのだろうが、「政治ショー」と言ってもいいくらい次に何が起こるか分からないから注目を集めただろうと思う。ピントのズレた人やら、やや良いこと言っているような人やら、パンチの強い人、トンチの強い人、どっちもない人など、いろいろな御方がおられるのだと、改めて実感した。
 メディアの責任は重大だ。「本当のジャーナリズム」について、私は懐疑的で悲観的だが、メディアが負う責任の重さは変わりない。政治家の方々の発言や街頭インタビュー、コメンテーターの発言など、いろいろなことに対しても、ある程度の指標をもっておかなければ迷ってしまう。右往左往してしまう。
 押しの強い人、賢そうな人、しっかり政治的な計算をして喋る人、全く計算なしで喋る人などがいると思うが、とかく「人」で判断すると間違う。「人間性」は、とても大切な要素だが、もっと深いところを見て、判断していかなければならないと思う。
 私たちのご信心でも、「法面人裏」と「人面法裏」ということがある。「御法」を表にして「人」は後ろに。「人」が表に出て「法」が後ろの時代じゃない。しっかりと、「法」で、いかないと。「自灯明」「法灯明」という御仏の御遺言もある。
 人気のある人が出てくると、全てがチャラになるような部分があるから怖い。そうじゃなくて、今回はもっと冷静に、と思う。私たちは、長い目で、問題の本質を見据えて、これから出てくる「法」を見据えて、選んでいかないと。
 私は、支持政党は全くないが、今の日本にとって必要なのは「変える」「変われる」ということなんじゃないかとは思う。
 とにかく、これから政治的な駆け引きよりも、それぞれの地元で天下分け目の選挙戦が始まる。私たちも、しっかりしなければ。

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