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2008年9月24日付けの「ブラジルのスラム街へ」と題した記事には、サンパウロの斉藤御導師やリオの吉川師、吉川ご夫妻をはじめ現地のご信者方のご協力をいただいて、確かに私たちのおもちゃがファベーラに届いたことを載せさせていただいた。小泉氏からのメールで詳しいご奉公の状況が分かる。
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しかし、ブラジルのスラム街「ファベーラ」の本当の「惨状」を見たり、知ったりすることは難しい。そのことを知れば、もっともっと、このご奉公の意義を分かっていただけると思う。私たちの「おもちゃ」は、一体どのような場所で、どのような子どもたちに届くというのであろうか。それを、少しでも感じていただきたい。
ここに紹介する「CITY OF GOD」という映画や「CITY OF MEN」、ドキュメンタリー作品である「ファベーラの丘」は、このファベーラを舞台としたものだ。戦争が起きている訳でもないのに、これほどまでに子どもたちが荒んだ生活を余儀なくされていることを、思い知れば知るほど、この活動、このご奉公の尊さを感じることになる。私たちにブラジルから呼びかけていただいたことに、感謝する以外ない。
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私たちは、ブラジルのリオといえば、サンバやボサノバ、カーニバルが頭に浮かぶ。事実、私も昨年の3月にはコパカバーナのビーチを行き来していた。しかし、表側しか知らない。見えない。あの場所に、あの裏側に、ファベーラという貧困に満ちた隔絶された世界に生きる人々がいて、日常的に銃声が聞こえるような危険地帯がある。ビーチで泥棒に遭ってしまうとか、そういう話は多いが、その背景に、貧困と暴力、子供たちの多くがギャングにならざるを得ない環境、ギャングの多くが25歳くらいで命を落とす世界があるということを知らなければならない。
ここに、御題目をお届けする意味。ここの、子どもたちと、ご縁を紡ぐために、「おもちゃ」をお送りすることの大切さ。その尊い菩薩行の一端を担わせていただけることのうれしさを、かみしめなければならないと思う。そこに、斉藤御導師やコレイア御導師が入ってご奉公されたことを見聞きして、その「信心」のすごさ、強さに、ただただ、敬服するばかり。
この映画は、ブラジルの、ファベーラに、「おもちゃ」を送るご奉公にご協力いただける方に、ぜひ観てもらいたい。
このブログが、いろいろ人と人、情報、点と点を結ぶ、ご縁を作る役割を担えているのであれば嬉しい。特に、こうして日本の国内、佛立寺院と佛立寺院、ご信者さんとご信者さん、世界中の人たちと結ばれていくことが嬉しい。実際に、イタリアやスリランカやブラジルや韓国、フランス、オーストラリア、イギリス、インド、アフリカ各国と、徐々に縁が結ばれてゆく。それぞれが、花開いていく。私が知るとか、行くとか、そういうことは関係ない。無論、「妙深寺」という枠も関係なく、ただただ、上行所伝の御題目によって結ばれてゆく尊いご縁が有難い。
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下記に動画もアップしたのだが、「ファベーラの丘(Favela Rising)」というドキュメントは、最も凶悪なリオのヴィガリオ・ジェラウというファベーラで、絶望的な状況でも希望ある未来を子供たちに示そうと立ち上がった男を追ったドキュメンタリー。音楽やダンスを通じて、世界的に評価を受けようとしてきている。たくさんの人が、いま、立ち上がろうとしている。本当に、ありがたい。
とにかく、一つ一つを取り上げながら、「今、あなたのために、自分ができることは何か」を考えてみて欲しい。
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