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2009年11月28日土曜日

明日は妙深寺の朝市

 さて、明日は、妙深寺の朝市です。はじめての試みとなりますが、皆さまのご協力で、本当に素晴らしいお野菜やお米が取りそろえられました。
 かねてから御願いしていた深要師のご実家まで仕入れに行ってくれて、今日は夜遅くまで準備ご奉公をしてくだっさっていました。先ほど、私も見て驚きましたが、新鮮なお野菜、お米たち、輝いています。
 信が失われていく社会の中で、信を取り戻してゆくことが何より大切だと思います。疑うことでしか我が身を守れないのも分かります。産地や賞味期限の偽装行為で、命をつなぐ「食品」にも疑いの目を向けなければ、自分も、愛する家族も守れません。しかし、「信」を失った社会や人間が成立することは極めて難しく、不可能であり、不幸であると思うのです。
 「信」を、心と生活の中心に据える。その「信」というネットワークの中心に「お寺」があって欲しい。いや、実際に、そこにあるはずだ、と。
 まず、ご信者さんが作ったものを食べさせていただきたい、という思いがありました。上行所伝の御題目で結ばれた私たち。その「信心」で結ばれた私たちですから、ご信者さんで農業をされている方からお作りになっているものを分けていただきたい、と考えたのです。また、それらを食させていただく私たちも、その農業をされている方を、ずっとずっと支援させていただく。台風が来ても、災害で食物の実りが少ない時でも、都会の私たちが一緒に食物を作っている気持ちで支えさせていただく。
 全世界的な、「信」で結ばれたネットワークです。毎日口に入れるものですから、ご信心でいただきたい。競争だけでは得られない価値があると思います。作る側と消費する側の、新しい関係、「信」の関係を、作っていきたいものです。そういう繋がりを持ちたくて、妙深寺の「朝市」がスタートします。
 まずは、我らが深要師のご実家から、この野菜の少ない時期に、妙深寺の私たちのために、大切なお野菜を分けていただきました。本当に大変な試みです。ご協力いただけて、本当にありがたいです。
 明日、是非是非、妙深寺にお参詣ください。

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