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2010年5月2日日曜日

妙深寺報 5月号 虹の日と朝市

 日本全国はゴールデンウィーク。気持ちいい日曜日です。行楽日和とは今日の日のようなことをいうのですね。

妙深寺は、日曜日の家族参詣から引き続いて、いろいろ方々がご奉公してくださっています。部屋が足りない(涙)。嬉しい悲鳴です。本当に有難い。……有難いけど、行楽日和のゴールデンウィークと聞くと、ご信者さんが家族サービスされているか心配になります。

「お父さんをお寺に取られた(涙)」「お母さん、お寺ばっかり(怒)」と、子どもたちを哀しい気持ちにさせていたら申し訳ない。それは誤解なのだけど。子どもたちの幸せを思えばこそ、たくさんの方々の幸せを思えばこそのご奉公。家族が全員で過ごせる、学べる、楽しんでご奉公できる環境をと考えています。

それでも、なかなか、子どもたちが理解するまでには時間がかかると思う。私もそうだったし。寂しく思うのは当たり前のことですから。だからこそ、いつか、物心が付いたときに、何のために時間を過ごしていたのか、胸を張って教えられるようにしていただきたい。

私は、ご信心の世界に限らず、子どもの方ばかりを向いて子どもの教育は出来ないように思います。大人は、もっと自信を持って、自分の為すべきことをすべきだと思います。日曜日に、完全に子どもに合わせた過ごし方をすることが、とても大事なことのように言われていますが、果たしてそうでしょうか。趣味にしても、遊びにしても、仕事にしても、大人が、もっともっと夢中になって、真剣になっている姿を見せた方が、子どもにはいいのではないかと思います。子どもの嗜好に合わせたものだけが「家族サービス」ではないと思うから。

うまく表現できませんが、そう思っていました。大人の姿、親の姿、どちらにしても、自信を持って、胸を張って、子どもたちに見せて、我慢や犠牲を強いたりせず、真っ正面から彼らに向き合い、目を見て、話をしてほしいです。ご信心も、同じだと思います。

 話が横道にずれましたが、妙深寺報5月号。絶賛配布中です。

裏表紙にありますように、5月23日(日)は、妙深寺の「虹の日」です。「虹の日」というのは、妙深寺には「教養会」という年代や性別で分かれた「会(サークル)」が7つありまして、その薫化会、青年会、壮年会、婦人会、ボーイスカウト、ガールスカウト、松風会という7つの会が一致団結して朝参詣やご奉公をする日という意味です。7つの会の特色、7つの色、つまり「虹」ということです。素敵なネーミングですね。また、たくさんのお参詣です。

この虹の日に、あるご家族が、お看経係、ご奉公などをしてくれることになっています。前回は滝川さんご一家でしたね。本堂の一番前に、お祖母ちゃんからお父さんとお母さん、子どもたちが揃って座ってお看経している姿には感動しました。虹の日ならでは。信行相続の姿。次回は、家族と一族を挙げてお参詣くださるでしょう。乞うご期待、です。

そして、その日に同時開催として第2回となる妙深寺の「朝市」を開催します。有難いですね。今回も、全国から新鮮な野菜が集結します。特に、今回は農家のご信者さまの作ってくださったお野菜が登場。ご信者さんのご信心が詰まった佛立の御題目野菜ですね。うれしー。最高です。本当に、ご協力に感謝感激です。

とにかく、一歩前進、二歩前進。やってみせます。

アップルの宣伝文句ではありませんが、「Think different. 世界を変えられると本気で信じた者だけが世界を変えてきたのだから」です。僕には、このご信心、こうした朝市などの向こう側に、世界がより良く変わっている姿が明らかに見えているんだけど。信じ切っているのだから、おかしいですかね(笑)。とにかく、やってみせないと分からない。

ありがとうございます。

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