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2010年8月10日火曜日

横浜を想っています

 夏期参詣中に、これほど自坊を留守にして、申し訳ないと思っています(涙)。が、しかし、こちらでも、未来を見据えた大切なご奉公があり、何とか頑張ってます。

 前回書いたように、京都の清翔は見れるが、妙深寺の美しい2人を見ていない(涙)。頑張っている姿を見たいが。

 ただ、横浜にいなくても、2人が外陣に正座してお看経している姿を望ちゃんが送ってくれた。ほんと、きれい(笑)。修行の人。

 有馬くんの得度もディリーパの得度も、彼らのことを知っている人にとってはちょっと驚きのようです。私も、このような日が来るとは思っていませんでした。本当に、ありがたいことだと思います。

 得度とは、「真実の報恩者になる」ということです。

得度式では、「流転三界中 恩愛不能断棄恩入無為 真実報恩者」と言上していただきます。特に、剃髪を行う時に、得度者も声を合わせて言上する御文。
 三界に流転してきた間、いろいろなご縁の中で恩や愛が生じて、それを感じて生きる。それはそれで、大切なこと。しかし、その「恩愛」に左右されて、いや、むしろ「振り回されて」、何より大事な生き方ができないでいた。
 今日、この日から、得度をさせていただくことによって、小さな恩愛を棄てて、真実の大きな恩に報いる者となります、と誓うのでした。この志は、別に「得度者」だけのものではありません。「真実出家の論」をいただく私たち佛立信者にとっては、「ご信心をさせていただく」ということは「流転三界中 恩愛不能断棄恩入無為 真実報恩者」という気づきと誓いを含んでいるはずです。
 とにかく、妙深寺の御宝前で修行する2人を想っています。

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