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2011年3月24日木曜日

お供水について

車中でも報道に耳を傾けていました。東京の水道水から規定値以上の放射性ヨウ素が検出されたとのこと。

深刻な事態が着々と迫っているように思います。しかし、慌てても仕方ないので為すべきことを淡々と為すべきです。政府の発表を遵守し、政府の発表以上に、慎重に行動してゆくしかありません。現在、乳児だけの対象ですが、パニックにならず、丁寧に、慎重に、水と向き合うべきです。

神奈川県下は基準値以上の放射性物質は確認されていません。つまり、神奈川県の水は安全です。しかも、東京でさえ乳児だけが対象です。
しかし、妙深寺としては、あらゆる事態を想定し、万全を期して、これまで水道水を浄水器に通してお上げしていた「お供水」の取水の仕方を変更します。それに代わるお給仕とご奉公の仕方でさせていただきます。
お供水は命の水。信心でいただくものです。決して不安を持つべきものではない。だからこそ、丁寧なご奉公を考えます。
同時に、お供水をいただくご信者の皆さまも、無尽蔵にいただけると思わず、今日まで「いただきたい時にいただきたいだけいただけていた」という贅沢さを思い返し、大切に、大切に、いただかれてください。
代わりの方法を協議しました。お参詣の方は新しい方法に従い、安心してご奉公ください。

原発事故が収束し、放射性物質の放出がなくなれば、妙深寺はその後2週間程度で通常に戻します。ヨウ素の半減期は8日。極めて限定的な措置で対応できます。私たちが安全を確認しましたら、通常のお給仕の仕方に戻させていただきます。

ただし、セシウムは30年、プルトニウムは2.4万年。何度かここに書いたように福島第一原発3号炉はプルサーマル原子力発電炉です。つまり、ウランとプルトニウムの混合燃料MOXを使っています。すでにプルトニウムも飛散していると考えていい。しかし、大丈夫。今は試練の時ですが、必ず乗り越えられます。

今後も、皆さまの耳目になり、手足になり、ご奉公させていただきます。心配なことがあれば、妙深寺まで問い合わせてください。正確な情報が手に入りますし、対処方法も具体的にお応えできると思います。

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