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2011年3月28日月曜日

僕と彼女と週末に

歌のことばかり書いて仕方ないが、なぜか、この恐ろしい災害の中で、若い頃に聴いていた曲を思い返してしまいます。

この浜田省吾さんの歌も。
「僕と彼女と週末に」
あまり有名ではないけれど、高校生の時、この曲を聴いて、ひどく心をゆさぶられたのを覚えています。当時、なぜ、恋の歌ではなく、浜辺に打ち上げられる魚のことが出てくるのか、分かりませんでした。

公害。原子力。放射能。それが、どんなものなのか。16、17の子どもの自分には分からずに聴いていたこと。ただ、子どもたちに、この世界を、美しいままに届けたい、その責任があるということを、深く、深く、考えました。

誰かを守りたいということを、漠然とではあるけれど、浜田省吾さんの叫び声と共に、思ったものでした。

いま、大災害の最中、守るべきものを守る時なのだと思います。すべては、私たち日本人、私たち人間の、選んできた道。誰かのせいにすることは簡単で、被害者意識は強く、僕たちはすぐ加害者であることを忘れるけれど、いまは、何をさしおいても、ただただ、災害の早期収束を祈り、出来る限りの支援を行動に移していくしかないのですね。

歌は、すごいです。来世は、ミュージシャンになりたいくらい。なぜなら、音楽は、簡単に言葉の壁も越えるから。本物の歌は、一瞬で、人の心を揺さぶるから。まだまだ、言葉、理屈に頼ってる。もっともっと、魂で、感性で、人の心に届く何かを、訴えられるようにならなければ。

「いつか、子どもたちに、この時代を伝えたい。どんな風に、人が夢を、つないできたか。」

危機に直面しても、決して諦めずに、人間はお互いを思いやり、生きていける。それは、きっと子どもたちに受け継がれ、世の中をよりよく変えていく。

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