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2011年5月19日木曜日

美しい愛の形か、それとも

とにかく、美しくて、壮大で、荘厳で、やはりタージマハールに感動しました。愛の証、結晶。

内部中央には妃の柩、王のものは脇にある。王は、少年の頃から彼女だけを愛していた。14人の子を産んで亡くなった妻だけのために、世界で最も美しい墳墓を建立した。王は、どこまでも彼女に尽くしたかったのだろう。今なお、王の愛は世界中の人を魅了しているのだから、それこそ希有の愛と言えるだろう。

しかし、巨大な帝国の王なればこそ、愛を、これほど壮大な形に出来た。それは多くの犠牲や献身を強いた上で成立した。貧しい人々の暮らし、村々、物売りの少年たちと対比して、それは異様に美し過ぎる。独裁者だからこそ成し得た大事業だろう。

いずれにしても、息を飲むほど美しいことに違いない。やはり心を奪われてしまう。それは事実だから仕方ない。

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