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2011年5月1日日曜日

寝る間を惜しんでお参詣されたこと

月始総講では、妙深寺初代ご住職・清水日博上人の祥月ご命日の予修法要を勤めさせていただきました。日博上人のご奉公があればこそ、今の妙深寺があります。日博上人は、長く国立箱根療養所や孤児院・ゆりかご園への慰問や支援を重ねてきました。妙深寺の教講をあげてこうしたご奉公を重ねてきたことを思い返して、今の私たちも東日本大震災への支援活動をさせていただきたいと思います。古き良き伝統です。

今日のお総講の場をお借りして、加藤くんが半年間の見習い修業を終えて広島に帰るご挨拶をさせていただきました。毎月、毎週、毎日、いろいろなご奉公があり、様々な出来事があり、思い出せないくらいです、と言っていました。みんな、大拍手で彼を送り出しました。ありがたいことです。きっと、立派な御講師になってくれることでしょう。みんなで応援しましょう。

今朝はパラパラと雨が降っていました。炊き出しの日のお天気、本当に前後の天候を考えると不思議なおはからいです。きっと、準備で徹夜続きだった謙志くんが、あれほど時間のない中でも、睡眠時間を削って麩屋町のご宝前にご祈願に駆けつけたり、そういう功徳、そういうご信心、そういう思いが、通じたのでしょう。御法さまは、いつも見てくださっているから。麩屋町にお参りに来てくれたのは23時を過ぎていたようだから。出発の数時間前でした。

本当に、彼は数週間まともに寝ていなかったのではないかな。本当に、よく頑張りました。まだまだ、やることはたくさんありますが、これだけのご奉公を無事に円成したのですから、またやる気が出ますね。

今日の強い風と雨を見ていて、素晴らしいことだな、と振り返っていました。ありがたいことです。

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