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2011年5月24日火曜日

広沢池

高尾さんのお宅から少し行くと、広沢池(ひろさわのいけ)があります。子どもの頃から、京都で一番好きな場所。いつまでも、変わらない。穏やかな場所。

落ち着くのです。夕焼けを見ていました。なぜか、涙が出ました。

たくさんの時間が過ぎて、大きな節目を迎えて、それを噛みしめて、父を想い、母を想い、自分を振り返り、これから先の道に思いを馳せます。

思えば別れがたくさんあって、父をはじめ、今の自分をどんな風に見ているだろうと考えました。祖父母はどうだろう。ちー姉ちゃんは、薫おばちゃんは。京都に生まれて、横浜に育ち、どこに飛んでいくか分からなかった自分の今を、どんな風に思っているだろう。

まだまだ心配。それはそう。でも、エールを送ってくれているかな。いや、昔のようにパシッとおデコを叩きたいと思ってるかな。

広沢池を眺めながら。水彩画のような空が、水面に映るのを見ながら、そんなことを考えていました。

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