ブッダは、期限前463年、一説には期限前566年、期限前623年にこのルンビニの無憂樹の美しい花が咲く園の中でご誕生になりました。母はマーヤ妃。お産のために故郷に戻る途上のことでした。
父のスッドーダナ王は世継ぎの誕生を喜ばれ、「全て成就さる者」という意味の「シッダルタ」と名付けられました。
ルンビニにはアショカ王の王柱などがあり、悠久の歴史の中で尊ばれてきたことが分かります。王柱にはブラフミー文字で「神々に愛せられる温容である王は、即位20年の後、親しくこの地を巡拝された。ここは、仏陀釈迦牟尼のご誕生の地である故、石で馬像を造り、石柱を建立された。ルンビニ村は租税を免除され、生産物の八分の一のみでよい」と記されています。
キアヌ・リーブス主演の「リトル・ブッダ」というハリウッド映画には、ブッダ誕生前後が美しく描かれています。豊かな国に王子として誕生したシッダルタ。幼少期から青年期、特にブッダガヤで成道するまでは分かりやすい内容になっていました。
当時流行していたチベット仏教や輪廻転生などが主たるテーマですからハリウッド的な演出がありますが、一見には値すると思います。インド、ネパールの風俗、ブッダの前半生をイメージとして捉えるにはいい。
ちなみに、チベット仏教界が協力して制作した映画の主人公・リトルブッダの誕生日は3月1日朝8時。これは僕の誕生日(笑)。頼んだわけではありません(笑)。ごめんなさい、軽い自慢です。
これからルンビニの園に向かいます。
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