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2011年6月8日水曜日

2つの広田小学校

陸前高田で支援活動を行ってくださった千代さん。その炊き出しの中で被災地の学生たちとふれあい、帰宅後にいろいろと調べてみるとご自身の母校である「広田小学校」という名前を目にされました。

阪神淡路大震災の時、千代さんは西宮の母校へ支援活動に行かれました。しかし、出来ることは限られていました。その当時の思いを抱きながら、今回の東日本大震災。奥さまの和世さんは妙深寺に集まった支援物資の仕分けのために駆けつけてくださり、その後は陸前高田の炊き出しのために、二度もご夫婦でご奉公くださったのでした。

偶然ではない。不思議な御縁に導かれて、千代さんは母校にお電話をされました。被災地に同じ名前の学校があること、その学校の生徒が多数犠牲になっておられ、今なお苦しい学校生活を過ごしていることをお伝えになりました。学校側は千代さんの電話を受けてくださり、お話を聞いてくださったといいます。

先ほど、千代さんから、うれしい、うれしい、メールをいただきました。

西宮の学校では、3月末、すでに卒業を控えた6年生の生徒たちから声が上がり義援金の勧募が行われたそうです。そして、本年度に入って陸前高田の広田小学校のみんなのために児童会の子どもたちがお話し合いをしてくれたとのこと。いま、児童会が中心となって今週いっぱい「広田支援活動」を行ってくれているそうです。

陸前高田の広田小学校のみんなが喜んでくれる物、役に立つ物などを、子どもたち自身がお家の方と相談しながら学校に持ってきてくださっているそうです。その品物と、卒業生が勧募してくれた義援金、そして、大切な子どもたちの思いを、陸前高田の広田小学校に届けてくださるそうです。

ありがたい。ありがたいですね、その思い、つながり、行動。動けば、動く。みんな、動きたい。思いを持っておられる。

いま、夏を前に必要とされる物資が変わってきています。夏物のお洋服や下着、虫除けのグッズや、扇風機、冷蔵庫などが求められています。団扇や扇子もいいかもしれません。

宗門も、妙深寺も、もう一度、支援物資を集めるご奉公に力を入れませんか?義援金はもちろんですが、ずっと、継続してしていきたい。だから、情報を整理して、できることをしていきましょう。

動けば、動く、です。

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