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2011年8月25日木曜日

台湾を愛した日本人

今日は佛立第二世講有日聞上人の祥月ご命日。

その日から100年目の今日、シンガポールに住む八田さんのご実家に御本尊をご奉安させていただくこととなりました。私なりに、そこには大変な意義があると思っていますし、ご弘通でしか日聞上人はお喜びになるはずがないのですから、一分でも、その果てしないご恩にお報いすることができればと思っています。

八田家といえば、そのお祖父さまは八田與一氏であり、台湾で最も尊敬される日本人としてその名を歴史に刻まれています。不幸な戦争の中、輝かしい足跡を残した偉大な日本人。未だに台湾の方々が命日になると法要を行ってくださっている八田與一氏。

私が八田さんのお母さまにお会いしたのはシンガポールでした。どうしても與一氏やお祖母さま、お父さまのご回向を上行所伝の御題目でさせていただきたいという修一氏の強い思い。弥生さんのお気持ち。少し緊張しておられたお母さまとお会いして、シンガポールのご自宅でお話しさせていただきました。

翌日のお助行にもお参詣くださり、今日の御本尊ご奉安の日を迎えました。

ご回向させていただけることが、ありがたい。偉大な足跡を残した日本人としての誇り。それを忘れず、抱いて、これからも社会や世界に貢献していこうとすること。まさに、今日は歴史的な日です。

日本人の誇りと喜び。今こそ思い出さないと。それは思想や口先なんかじゃない。国や民族を超えて、本当に献身的に生きた一人ひとりの日本人の生き様から学ぶもの、知るもの。

本当に、うれしい日です。

南無妙法蓮華経。

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