ありがとうございます。
「ただ生きる 生きてやる 呼吸を止めて なるものか」の記事に「死にたくないのに死んでしまった人はどうなるんですか?」という質問をいただきました。朝から考えました。
死は、自分にとっても、周りの者にとっても、極めて哀しいことに違いありません。でも、多くの人の死は、ご質問の内容と同じように訪れるものだと思います。
お祖師さまは「臨終のことを先に習ひて後に他事を習ふべし」と仰せです。死が、私たちにとっては理不尽に、病であっても、災害であっても、それが唐突に訪れることを念頭に置いて、今を生きよ、という意味です。
『エイトビート』という曲は、甲本ヒロトさんが入院している時に病床で書いた曲と言われています。涙が出るくらい、生命を尊び、絶望の中でも生きる気力を失うな、俺は生きる、お前たちも生きろ、というメッセージが込められていると感じます。聴いていると涙が溢れてきます。
私は、本物のアーチストである彼らの発するメッセージを息子たちが受け止めてくれたらと願っています。息子たちにご信心を伝え切ることは大前提ですが、それでも、もし、生きることに絶望するような事態に直面したら、心の底から発せられたような彼らのメッセージが、息子たちに届くと信じています。
死にたくないのに死んでしまった人のことを思えば、なお私たちは、生きなければならないと思えます。
ありがとうございます。
長松清潤拝、
『エイトビート』
作曲:甲本ヒロト
作詞:甲本ヒロト
ああ 強く閉じて
ああ ふさいでいても
音速ジェット つきささる リズム
遠く はなれている
ずっと 昔のうた
泣いているよ 笑ってる きょうも
ただ生きる 生きてやる
地上で眠り目を覚ます
エイトビート エイトビート
ああ ゆくえ知れずの
ああ おたずね者が
どこかで モールス信号 たたく
ただ生きる 生きてやる
呼吸をとめてなるものか
エイトビート エイトビート
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