さて、7月6日に開館式、7月7日から一般観覧いただける京都佛立ミュージアムでは、開館特別企画展として「俗画さとし絵展」が開催されます。
開導聖人ご直筆の『俗画さとし草』には、冒頭に次のようなお書き添えがあります。
「明治18年の秋、大阪の秦氏へかして、本年1月18日に弁了持ちかへる也。もうもう貸す事はこりはて候。長松堂文庫」
本来、この『俗画さとし草』は長松家の最重要の宝物の一つで、決して外に出してはならないという言い伝えがありました。
しかし、近年の世相を見ていて、今こそ「仏教ルネサンス」の時であると考え、「幕末・維新の仏教改革者」である長松清風を再び世に蘇らせ、その生き様や思想、信条、信仰をお伝えしなければならないという思いに至りました。
ここに展示させていただくことによって、少しでも開導聖人のお人柄に触れ、佛立のアイデンティティに気づいていただければと思います。
開導聖人はお書き添えを続けて、次のようにも仰せです。
「見たければ 出てきてみやれ うつすなら 出て来てうつせ かすことはいや」
アイロニーですねー。
ですから、是非ここまでお越しいただいて拝見していただきたいと思います。
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