京都佛立ミュージアムで開催されている「坂本龍馬と仏教展」で放映している『閑愁録』の現代語訳です。原文は難しいので現代語訳を試みました。拙著『仏教徒 坂本龍馬』では対訳を掲載しましたが、それでも難しくてなかなか心に残らないものです。
今回の展示のメインは、坂本龍馬存命中に唯一出版された海援隊の『閑愁録』に違いありません。開導聖人が共感され、絶賛された『閑愁録』の内容に触れていただくことが今回の展示で最も大切なことだと考えました。いろいろな方法を考えましたが、現代語訳を映像と音声で読み上げていくという方法を取りました。
ミュージアムの展示の流れに沿いながら、ゆっくり聴いていただきたいのですが、やはり難しい部分もありますので、こちらにも載せて誰もが視聴できるようにしたいと思います。
海援隊の名前を冠して出した公式出版物。「ここまで言うか」という印象を持たれるはずです。その後の明治新政府の歩んだ宗教政策などを考えると驚くべき内容です。
これまで全く語られてこなかった、坂本龍馬の思想、海援隊の主張に耳を傾けていただきたいと思います。
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