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2013年3月25日月曜日

札幌でのご奉公を終えて

信廣寺の美しい本堂に、たくさんのお参詣をいただいて、無事に、北海道でのご奉公を終えさせていただくことが出来ました。

その広い境内には、まだ雪が山のように積み上げられていました。改めて今年の冬の厳しさを感じました。そのような厳しい環境の中、北海道のご信者の皆さまは毎日お参詣に気張られています。日養上人から受け継がれた、風雪をものともしない強いご信心です。温暖な横浜でご奉公させていただいている自分の甘さが浮かび上がってくるようでした。

そうした皆さまを前にしてのご奉公です。お恥ずかしいかぎりですが、今の自分にさせていただける最大限、自分に伝えられること、伝えなければならないと思っていることを、精一杯、真っ直ぐに、お話させていただきました。力が入っていたのだと思います。声が枯れていました。

兎にも角にも、無事に終わって、何より有難いです。私のような者に過分なご配慮をいただき、恐縮するばかりでした。錬成会ということもあり、久しぶりにお会い出来た方々とゆっくりお話する時間がなく、これだけが残念だったのですが、次の機会の楽しみにさせていただきます。

私にとって最も有難かったことは、姫井御導師から様々なことについてお話を伺うことが出来たことでした。日養上人と妙深寺の初代日博上人は、同じ「正」の字をいただく信広門下の教務として、常にご弘通ご奉公のために肩を並べて精進されていた御導師方とお聞きしていました。今の私たちとどこが違うのか、御導師のお話をお聞きしながら気づけたように思います。本当に、昔の御導師方を称えているだけではダメ、今の私たちがどうなのかということです。日養上人のご教導、ご弘通のお姿は、今でも多くの方々の心で息づいていました。

伊藤局長さまとは、お会いするたびに、深くて、内容の濃いお話が出来るので、本当に有難いです。お話していると時間を忘れてしまいます。ブラジルにご一緒した藤田前局長さまも素晴らしいお方でしたが、伊藤局長さまも大変な識見とご信心をお持ちの方で、こうした講務の方々の層の厚さ、人材の豊富さこそ、信廣寺の素晴らしさだと感服いたします。

振り返れば、素直正直なご信心の実践こそが大切なのだと、改めて思い返すことの出来た札幌でのご奉公でした。

信廣寺の皆さま、道北布教区の皆さま、本当に、ありがとうございました。

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