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2013年3月31日日曜日

さくら

御法さまにお縋りする以外はないと、その子が抱えた心の闇を見て、思います。とにかく、御題目は「唱えるお薬」。届きますように。

少し肌寒くなりましたが、昨夜は町内の皆さま約200名がお越しになり、夜の観桜会を開催いたしました。一週間前倒しの開催となりましたが、たくさんの方に来ていただけて、ありがたかったです。

桜の開花にあわせた急なスケジュールの変更でしたが、壮年会さんや婦人会さんが完璧に対応してくださり、感激しました。

夕方、観桜会の準備が進む4時過ぎ、本堂でお助行させていただいていました。あの時と同じ。20年前のこと。本当に不思議な気持ちになりました。そして、この子を何とかお救いくださいと、心からお願いさせていただきました。

今日は、朝から月始総講、教区独自の誓願を言上する式典を行いました。御法門では、涙が溢れました。

夕方からは青年会の年に一度の住職御講を奉修させていただきました。準備が行き届き、企画も工夫も、陶山くんのお教化とお助行とご利益のドキュメントも、素晴らしかった。83名のお参詣は立派でした。まだまだその輪を広げて、精進して欲しい。

その後も本堂でお助行させていただきながら、重ねてただひたすら御法さまにお縋りするばかりでした。札幌で、「馬鹿がつくぐらい、素直正直でいい」と教えていただいたことを、思い返して、智慧や才覚を捨てて、ひたすらお縋りいたします。試されているのは、重々承知しています。

「きはまりて かなしき時にあらざれば
まことの信は 起こらざりけり」

境内の桜が散っています。池の水面は、すっかり桜の花びらに埋め尽くされました。花の妖精なら、この上を綺麗に渡ってゆくでしょうね。

境内は桜の絨毯。ピンク色です。美しい。ひらひらと舞い散る桜の花びらを、掴もうとするのですが、なかなかうまくいきません。見ていた方に笑われました。

もしかしたら、やっぱり桜の花びらには、一つひとつ、命が宿っているのではないかと想像したり。ずっと眺めていたら、昔の人がそう信じていたのも分かるような気がします。

今週はずっと右耳が聞こえず難儀してます。大きな行事は今日で乗り越えたのでひとまず安心しましたが。

そう、今日で、京都佛立ミュージアムで開催されていた「坂本龍馬と仏教展」が終了しました。最終日、私は行けませんでしたが、またたくさんのボランティアの方々にご奉公いただきました。本当に、ありがとうございました。来館者数など、今後しっかり調査してご報告いたします。皆さんのご奉公や口コミに支えていただきました。

今日で3月が終わります。明日から4月。明日はエイプリルフールで盛り上がる人たちもいますが、そんな気分ではないかな。何より長松清風日扇聖人のお誕生日。噛み締めて、お看経させていただきます。

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