今日は京都で会議でした。午前の会議が終わり、午後の会議も終わり、ホッと一息です。
今日の会議ではなかったのですが、ちょうど本日を以て京都佛立ミュージアムで開催されていた「室町の救済者 日隆 写真の旅 〜越中富山から種子島・屋久島まで〜」の企画展示会が終了しました。ご来館いただいた皆さま、ありがとうございました。
「織田信長の殺された本能寺は知っていても、その名刹を創建した偉大な僧侶のことは知られていない」という問いかけ。亀村俊二先生の美しい写真を通じて、たくさんの方に日隆聖人を知っていただけたのではないかと思います。
そして、京都佛立ミュージアムの次回の展示会がやってきます。
題して、「京都佛立ミュージアム 開館1周年記念 特別企画展 俗画さとし絵展 〜アートディレクター 浅葉克己の見た明治の仏教ルネサンス〜」です。
平成25年7月6日(土)から9月29日(日)まで開催します。期間中、8月18日(日)14時からは浅葉先生による「デザイン×仏教」というテーマの特別講座・テラコヤスコラも開催。楽しみにしていただきたいです。
今日、驚いたことがありました。俗画さとし絵がオークションに出ているというのです。分厚いオークション雑誌を見ると本当に載っていました。4点。30万円〜、と。こうしたご不敬は残念。
解説文を読むと「長松家の最重要宝物に位置づけられている」「掲出は長松家本とは細部を異にするが〜」と書いてありました。長松家のこと、その宝物までしっかり調べておられる。ある意味で、すごいです。
『仏教徒 坂本龍馬』を書かせていただき、京都佛立ミュージアムでは「俗画さとし絵展」などが開催されて、明らかに長松清風日扇聖人という存在価値が見直されてきているということを実感しました。宗内ではなく、こうしたオークション雑誌に出ていて、しかも、「資料の部」という中でのこの値段は、ちょっと驚きました。もちろん、私たちにとっては金額など付けられないほど大変価値のあるものですが、数年前にも同じような直筆ものが出ていて、その時の値段は哀しいほどだったのです。
いずれにしても、開導聖人の価値は、これからが本番、これから真価が明らかになってくると思いますし、そうさせてもらいたいと思っています。ご信心をさせていただいている身近な私たちですら、灯台もと暗しで、うっかりすると本当の価値に気づけていないかもしれませんから、これからですね。
浅葉先生のお力も借りて、頑張ってゆきたいと思います−。
そう、今日、もう一つのサプライズ。それは、浅葉先生からの直筆のプレゼント!
浅葉先生がカメちゃんに「ボスに渡しといてー」って預けてくださったんでって。先生直筆の書です。土屋耕一先生の回文ではないですかー。その回文の、浅葉克己氏による書。すっごーい。うれしー。
「軽い機敏な仔猫何匹いるか。(カルイキビンナコネコナンビキイルカ)」
「求む友。(モトムトモ)」
プッて、思わず幸せになる。回文を考えるのも、回文を読むのも。
『土屋耕一のことばの遊び場。』という本も出版されております。トンチとパンチがないと、無理なんですよね、回文は。糸井重里さん、すごい。天才です。僕たちとは全く頭の使い方が違う。
http://www.amazon.co.jp/dp/4865010416
もっともっと、磨かないと、ダメですね−。ありがとうございます−!
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