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2013年8月17日土曜日

少しの変化のお手伝い

今日は一人で名古屋の建国寺さまにお参詣させていただきました。じっくり、ゆっくり、お看経させていただきました。

思いがけず病院にも連れて行ってくださり、お話できて有難かったです。

「衆生病む故に菩薩亦病む」

「菩薩の病は大悲より起る」

菩薩行を第一とされてきた方がご病気になる時、まずこのお経文を思います。

軽々にはいただけませんが、本当に本化の菩薩行に励まれてきたお方を思えば、維摩経のこのお言葉が浮かびます。そこからは、現証の感得と、私たちに改良を促す御法さまのお慈悲を感じることが出来ます。

だからこそ、
「衆生病む故に菩薩亦病む」

「菩薩の病は大悲より起る」
のです。

名古屋まで越させていただき、建国寺さまの素晴らしいご宝前でお看経をさせていただき、ご面会まで出来て、本当に有難かったですー。

夕方から妙深寺の教幹会で、建国寺の会議室をお借りしてウェブで参加しました。有難かったー。それにしてもすごい時代。

また、今朝とっても嬉しいメールをいただきました。

昨日お助行にお伺いしたご家族が、今朝、ご家族みんなで大阪のお寺にお参詣してくださったと、奥さまが教えてくださいました。本当に、ありがたい。そのご家族の少しの変化が、とっても嬉しいです。

約15年間、お部屋に引きこもったままのご長男。最近、同じように約10年間自宅に引きこもっておられた青年のご奉公が大きく動きました。

数年間、いろいろなことがあり、御本尊をご奉安させていただいても、暴れて毀損してしまったり、一進一退を繰り返す中、深恭師が長くお助行に通ってくださっていました。

そして、年末に事態は急転し、7月2日に妙深寺まで母子でお参詣してくれました。その時、彼は自分の口から、深恭師にお助行の際の非礼を詫び、私にも、「今まで時間を無駄にしてしまったと思い、考えるととても悔しい」と言いました。僕は、「そんなことはない。気づけてよかったじゃないか。このご信心は種まきのご信心。過ぎてしまったことを思うのではなく、いま、どんな種まきが出来るか、出来ているか、それだけ考えて、やっていこう。すぐに芽が出る種もあるが、時間がかかる種もある。でも、大切なのは、種を蒔くことだ。」と話しました。

私は、彼の言葉から、やはり自室に引きこもっている青年も、きっかけを待っているのだと考えることにしました。そのきっかけを、ご信心が、教務が作ってあげられたらと思います。

他人よりも、家族だからこそ、切っても切れない因縁があって、近過ぎて見えないこともあって、家族だからこそ甘え、家族だからこそイライラもし、些細な出来事から大きな誤解や行き違いになることもあります。

そんなものが人間というものだし、家族というものだから、それを前提に、ご信心が大事というのです。

いつも言っていますが、我欲を満たすための信心でも、現実逃避のための信心でもない。

自分の、生活や、性格を、見据えて、直す、直せる、改善し、向上させるためのご信心です。みんなで、互いに高め合い、きっかけを見つけ出し、気づき、改め、成長できればと思います。

お孫さんにも、ご信心の有難さが伝わればいいな。早くご長女のお家に御本尊をご奉安できたらいいな。

今朝の朝参詣、嬉しいな。とにかく、少しの変化が嬉しいです。

お手伝いです。ずっと。昨日のお助行、本当に有難かったです。

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