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2014年6月14日土曜日

6月14日は

今日は、6月14日。

ギリギリ、その日の朝まで、父が死ぬとは、思えていませんでした。

心のどこかで、「大丈夫」「絶対、大丈夫」と思っていて。

もう、こう書いているだけで、泣けてしまう。

世界最高位の、親不孝者。

だから、泣けるのかな。

生きている間、何ひとつ安心させられなかった。

申し訳ないからかな。

もう、14年も、経っているんですが。

まだ何一つ恩返しできていない。

あの方は、本当にすごい方だったんです。

僕にとっては、本当に、すごい人でした。

いろいろあると思いますが、壮絶な宿題を残して、逝ってしまった。

亡くなる12時間前に、「お前がやるしかないだろ、バカ」と怒鳴られました。

結局、それが、僕に対しての言葉としては、最後だったと思います。

そして、朝が来て、キラキラ、パーッと、眩しい光りが部屋に差し込む中、僕の腕の中で、息を引き取りました。

目と目を見つめ合って、父は、この世から去り、冷たくなってゆきました。

その日です、今日は。

6月14日。

昨日は、高祖総講に併せて先住の祥月ご命日法要。

今日は祥月ご命日のお看経から、教区御講、開導会の総打ち合わせ、そして、息つく間もなく京都に向かっています。

明日は、御講有の御親教をいただいた、長松寺の開導会。

みなさんが、準備ご奉公をしてくださっています。

しっかりしなきゃ。

「何してるんだ、バカ」と怒鳴られます。

とにかく、すごい人でした。

強い人でした。

とても、かなわない。

「いい子にしてたらな」

そう言ってました。

だから、少しはマシなご奉公ができるように、頑張りたいです。

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