ページ

2015年8月12日水曜日

蓮の花、蓮の種

蓮というのは、特別なお花ですね。

仏教が、このお花を大切にしていることに、本当に感謝しています。

特に、私たちにとって、蓮華は特別。

泥の中にあるのに、美しい花を咲かせることも、素晴らしい示唆に溢れています。

さらに、花を咲かせている時に、すでに種があること。

因果を、同時に具(そな)えていることも、特別な教えです。

因果が見えなくなると、とんでもないことをしてしまうものです。

目先のことだけに囚われて、「原因」がどんな「結果」をもたらすか、分からなくなると、なんでもしてしまう。

時間軸を、都合のいいように変えて、説明することも可能だから、なんでもしてしまう。

本当は、その決断の中に、結果は見えているのだけれど。

川内原子力発電所の再稼働は、どうして11日だったのかな。

東日本大震災から4年5ヶ月目。

私たちが、月命日を祈り、ご回向する日に、再稼働するのを選んだのでしょうか。

いろいろな理論があると思いますが、もっと真っ正面から、ゆっくりと複雑な問題を説明してゆかないといけないと思います。

複雑なことを嫌い、縦割りになり、単純化してゆく先に、戦争がありました。

日航機墜落事故から30年。

30年を経て、事故原因について有力な発言がありました。

「このまま、黙ったままではいけない」と。

30年、本当に長いです。

私たちの進歩のために、因果の道理を知って、戦争も、様々な社会問題も、その本質を見てゆきたいものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿