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2016年5月27日金曜日

Hiroshima

本日の午後、アメリカの大統領が広島を訪れるとのこと。

意義ある日。

この訪問は大変な意義あることと思い、有難く思います。

一昨年、スリランカの青年たちを連れて、8月6日の広島を訪れました。

昨年の夏、広島で被曝された熊巳武彦さまが著された『ピカッ、ドーン!!(原爆) 九死に一生を得た一銀行員の記録』の出版贈呈会を開催させていただき、各国大使にお渡しできるように京都佛立ミュージアムでも配送のお手伝いをさせていただきました。

http://hbs-seijun.blogspot.jp/2015/07/blog-post_92.html

昨年秋、未亡人の熊巳淑子さまから、米国のケネディ大使からの御礼状をお見せいただき、感激しました。

多くの方々の、これまでのたくさんの活動、努力が、今日の訪問を実現したのですね。

そして、そんな素晴らしいことの中に、「ハチドリのひとしずく」として、私たちの努力もあったなら、うれしいです。

時間がかかり過ぎだ、遅すぎる、謝れ、という声もあります。

そうかもしれません。

しかし、実際に広島で被爆された方々の声からは、今回の米国大統領の広島訪問に対してそのような意見はなく、あくまでも核兵器の廃絶、未来の世界恒久平和に向けて歓迎するという意見ばかりでした。

尊いことです。

人間は、ホトケにもなれば、ケダモノにもなる。

恩はすぐに忘れても、怨みや妬みは忘れない。

愚かな愚かな凡夫です。

1951年、サンフランシスコ講和会議で後のスリランカ大統領 J.R.ジャヤワルダナ氏が日本を擁護したスピーチ。

"We do not intend to do so, for we believe in the words of the Great Teacher whose message has ennobled the lives of countless millions in Asia, that hatred ceases not by hatred, but by love'. It is the message of the Buddha, the Great Teacher, the Founder of Buddhism, which spread a wave of humanism through South Asia, Burma, Laos, Cambodia, Siam, Indonesia and Ceylon, and also northwards through the Himalayas into Tibet, China, and finally, Japan, which bound us together for hundreds of years with a common culture and heritage. This common culture still exists,"

仏さまの言葉、仏陀の教えによって、敗戦国・日本は再出発したということ。

怨みは、怨みでは消せない。愛を以て忍ぶことで消すことが出来る。

今の日本は、朝から晩まで誰かを攻撃することばかりのようで、この教えとは真逆です。

まず、自分を正すことに目を向けた方がいいです。

とにかく、今日は、大切な日です。

無事にそれが行われますように。

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