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2016年11月17日木曜日

天空の法要

カトマンズまでツアー全員をお連れして戻りました。


この上なく美しい晴天の下、滞りなく、遠くにヒマラヤの山々を望み、虚空会上かと錯覚するほど、天空に浮かぶ素晴らしい丘の上で、HBSネパール平和題目塔のオープニングセレモニーと、小原旭くんの第一周忌祥月命日の法要が奉修されました。


小野山日将御導師の言上が渓谷に響き渡り、日本、ブラジル、スリランカ、インド、アメリカ、スペイン、そしてネパール、現地の皆さま、子どもたち、みんなが唱え、みんなが踊り、素晴らしい時間を過ごしました。


まるで探検隊のように、隊列を組んだジープも先に進めず、途中で降りて全員に歩いていただいたり、たくさんお待たせしたり、トラブルもありましたが、すべてに感謝するほかありません。


いま、ネパールは夕方の17時半。


一年前の今が浮かびます。


今日は一日中こうでした。


法座の向こう側に、かおりちゃんの泣いている姿、涙をこらえている顔を見て、僕も泣いていました。


ネパールを代表してご挨拶くださった来賓の方々が、口々に「アキラ・オバラ」と言うのを聞きながら、悲しいのか、嬉しいのか分からない涙が流れました。


今日から有馬清朋師がネパールの平和題目塔、HBSハウスに居住します。


抱き合いながら別れました。


出発直前、ボランティアで参加してくれていたスペイン人のカヴィウィルが御本尊をいただきたい、このマントラを唱える素晴らしさを体験した、HBSのメンバーになりたいと申し出て、急きょペンダント御本尊の授与式をさせていただきました。


ありがたいです。


今日で主なプログラムは終わり、明日は空港に行く途中でパシュパティナートに寄り、また静寂の中で人の生と死を感じます。


ご祈願いただいていた皆さま、本当にありがとうございました。

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