2月末はスリランカ、3月末はネパールと、スケジュールが詰まってしまい厳しいと思っていたのですが、3月11日は御縁の深い陸前高田市で慰霊のお看経をさせていただくことにしました。
あの日、あの時からー。
昨年、交通事故で、突如として愛する人を失ったご家族に寄り添い、その深い哀しみに思いを馳せて、私に出来得る限りのご奉公を模索してきました。
本当に、ぬぐいきれない、深い哀しみです。
しかし、6年前の東日本大震災を思い返すと、約2万人の方々が突如として愛する人を失ったことになります。
たった一人でもかけがえない。
一つのご家族でも寄り添うことなんて出来ないほど大変な哀しみを抱えておられる、それと同じようなご家族が2万近くもおられる。
あらためて想像を絶する哀しみが東北を襲ったのだと認識し、これまで過ごしてきた支援活動を振り返っていました。
どれだけ心が傷ついて、どれだけの哀しみを抱えて。
心だけではなく、実際に生活の糧を奪われ、場所を追われて、移動を余儀なくされて。
それでも多くの方々が被災者に心を寄せて、出来る限りの支援をしてきたこと。
出会った皆さま。
ご縁をいただいた方々。
いま、力強く立ち上がり、地域を盛り上げておられる方々の姿があります。
それでも、まだまだこの運命に押しつぶされて、気がつくと底の底まで落ち込んでしまうという方もおられて。
最愛のわが子を失った方から聞いた言葉。
「これからの一生で、もう私たち家族が心から笑うことは無い」
この言葉が、深く心に残っています。
この言葉が、深く心に残っています。
いずれにしても、大したことの出来ていない自分ですが、3月10日、横浜での教区御講を終えて岩手に向かいます。
3月11日は午前中に13区の御塔婆の前でご回向、午後2時半からは立ち入りも難しくなっている大塔婆の前で、ささやかな、でも全身全霊のまごころを込めた、東日本大震災 第七回忌のご回向の一座を、奉修させていただきます。
もし、お参りしてくださる方がおられましたら、私か、妙深寺の阿部信仰師までご連絡ください。
信仰師にはこの日程の前後からご奉公いただきます。
私はご回向が終わりましたらそのまま横浜に戻ります。
翌日は朝10時から教区御講(汗)。
時間が足りず、申し訳ありません。
でも、10日の夜はゆっくりお話ししたいと思っています。
本門佛立宗では、3月12日(日)、岩手県釜石市の慈念寺で東日本大震災の七回忌慰霊法要を奉修いただく予定です。
みんなで、噛みしめたい。
「忘れないという復興支援」
「微力だけれど無力ではない」
愛してます。
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