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2018年2月6日火曜日

おばあちゃんのお見送り














昨夜、横浜妙深寺初代住職、小田原法正寺初代住職、相模原妙現寺第二代住職、大和法深寺開基、昭和31年、39年とブラジルへ渡り、海外弘通の先駆としてもご奉公された、僧正清照院日博上人のご内室、清水初子の通夜が営まれました。


私の祖母にあたり、万感の想いでお見送りのご奉公をさせていただきました。


日博上人は福祉活動にも尽力され、国立箱根療養所への慰問、児童養護施設「ゆりかご園」の設立など、病を抱えながらも命にカンナをかけ、寝食を忘れて東奔西走のご奉公をなされた、昭和の一大弘通家でした。


初子大奥さまは、その日博上人のご奉公を支え続けた。


その日博上人が短い生涯を終えられた時、48才でした。


以来、半世紀以上が経過しました。


幼稚園に通わせてもらったこと。


その頃、テレビで「アルプスの少女・ハイジ」がやっていて、「いつかお祖母ちゃんをスイスに連れていくからね」と約束していたことを、お通夜でお看経をいただきながら思い出していました。


当時、横浜駅西口の三越の一階にあったマクドナルドへ何度となく連れていってもらったこと。


昔のマクドナルドは子どもの僕たちにとって遊園地と同じくらい楽しみな場所でした。


両親が忙しかったから、いつも面倒を見てもらっていたんだなーと思います。


歎読を拝聴して、あらためて幼少時代から苦労の連続であったことなどを知り、なぜあれほどお看経に徹しておれれたか、なぜあれほど芯が通り、負けん気の根気と慈悲の方だったのか、よく分かりました。


祖母の生前からの想いを受け止めて、近しい者でのお見送りにさせていただきました。


誰よりも喜ぶであろう清水ご住職を奉修御導師に、法正寺と妙現寺と妙深寺の住職、そして教務としてご奉公している一門の面々が座して営んだお通夜でした。


昨日、空は晴れているのにパラパラと雪が降りました。


美しく、不思議な光景でした。


今日はこの後10時半から告別式を奉修させていただきます。


ありがとうございます。

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