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2018年4月15日日曜日

一生分の一。仙台妙護寺でのご奉公。


















大切なことは、宗教家としての覚悟かもしれません。


今回の自分の一生で、ここでご奉公させていただける機会は二度とないという。


御法さまへのご挨拶、ご奉公いただいている方々との出逢い、ふれあい。語り合い。


そして、この一座に、お参りいただいている方々との、一生分の一のお看経、御法門。


今日も、全身全霊、精一杯ご奉公させていただきました。


ありがとうございます。


この二日間、雨も降らず、穏やかな中で40名近くの団参が出来ました。


遊覧船に乗っちゃったり、かまぼこ工場に行っちゃったり、青葉城城址に行っちゃったりしました(笑)。


気がつけば穏やかな最高のお天気。


でも、お天気であることより大切なことがあります。


それが、今日のご奉公に問われるところで、自分に厳しく突きつけているところ。


一生分の一の今日を切り取ってお参りくださった方々。


すでにご信心をしておられる方々が「あぁご信心をしてきてよかった」「佛立でよかった」と思ってくださり、さらにご信心を増進なさいますように。


はじめてお寺にお参りされた方が「ご信心してみよう!」と思ってくださいますように。


日々ご奉公くださっているお役中の皆さまがさらに随喜して、尊い菩薩行、お折伏、お教化のご奉公に進んでくださいますように。


南無妙法蓮華経ー。


近藤御導師には、こんな面倒な人間にご奉公の機会を与えていただき、心から感謝しております。


統合失調症で3ヶ月入院している方が病院から直接お参詣くださり、奉修後に手を握りながらお話させていただくことが出来ました。


妄想や幻聴に苦しんでいることを聞き、少しでも光が見えるように同じご病気で元気になられた方々のことをお話させていただきました。


たくさんの結縁の方々ともご挨拶でき、本当にありがたかったです。


一生分の一の、今日という日にご奉公させていただくことができて、本当にありがたく思っております。


東北、あの東日本大震災のすぐ後に入らせていただいた仙台のご弘通に、少しでも寄与できたなら、どれだけ嬉しいか言葉になりません。


震災後、妙深寺に避難してきてくれた、あの時は生後8ヶ月だった佐々木リキちゃんが仙台駅までお兄ちゃんとお迎えに来てくれて、本当に本当に嬉しかった(涙)。


大きくなって(涙)。


お衣の風呂敷を、300メートルくらい、丁寧に持って運んでくれたこと、一生忘れません。


妙護寺を出る時も、車の窓際までご挨拶してくださいました。


立派なお教務さんになってくださったらいいなー。


生きてきて、ご奉公させていただいて、未来を担うこんなに小さな子たちがいると思うことほど嬉しいことはありません(涙)。


ありがとうございます。


妙深寺からの大団参、いつもながらありがとうございます。


だいたい御住職が亡くなられた時には団参の記念写真を飾ったりするから、「この写真も僕が死んだ時にはきっと飾られるよー」とか「50年くらいして、子どもさんやお孫さんたちがこの写真を見て『あー、お祖母ちゃんがいる』『お父さんだー』と言ってくれるから、幸せな顔をしようねー」とか言いながら撮りました(笑)。


本当に、ありがたく思います。


明日の夜は京都で長松寺のご奉公ですが、少し横浜に戻ります(汗)。


本当に、今日お会いできた、お参りいただいた、ご奉公いただいた、全ての皆さま、ありがとうございました。

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