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2019年5月18日土曜日

執政官のスピーチ














































サンマリノ共和国では先方から様々な行事が提案され、貴重なご奉公の機会を頂戴いたしました。


文化省でご講有 髙須日良上人とポデスキ文化大臣との会談。


国会議場では文化大臣のご挨拶に続き、執政官から歓迎のスピーチが読み上げられました。スピーチは日本語に訳され、議員席に座らせていただいた参加者に配布されていました。


執政官のスピーチは下記のとおりです。


「髙須日良閣下率いる本門佛立宗の皆様とサンマリノにてお会いできる事を大変嬉しく存じます。


この度、サンマリノ共和国へお越しくださって感謝いたします。我が国を代表して歓迎致します。今年も「トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教」の写真展を我が国に於いて開催できる事はこの上ない光栄でございます。


この度の働きは日本とサンマリノを結ぶ純粋且つ深い友情の絆の証でもあります。


日本とサンマリノ、両国は遠く離れていても、相互に敬愛の心で結ばれています。その心は互いの歴史と文化をより深く知り、同じ目的のために手をつないで努力をするきっかけとなりました。


原爆の悲劇に遭われた日本。平和と中立を貫きながら第二次世界大戦では被害に遭ったサンマリノ。両国の国民の平和への強い憧れと努力は同じです。


この努力の下、人の尊厳と権利を保守するため、文化と文化、文明と文明、宗教と宗教の交流、理解のために、力強い声を挙げています。相互の理解と交流があれば、安定した平和な未来を築く事ができると信じて。


この国会議事堂で間もなく開催される「Nagasaki Beyond」の写真展を訪問し、日本とその国民が遭われた言葉にできない悲劇に籠っている平和へのメッセージは現代、そして生まれて来る世代への忠告となるでしょう。


この平和へのメッセージの世界への発信のために、今年も皆さまに協力できることは光栄です。


これからも日本とサンマリノの友愛が一層深くなる事を願って、平和と助け合いの理想への道を示して下さった皆さまに心から感謝を申し上げます。

 

2019517日・サンマリノ共和国」


写真は松本現薫師から送っていただきました。


ありがとうございます。

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