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2019年10月2日水曜日

クイアバ・信要寺



































クイアバはサンパウロ州ではなくマットグロッソ州の州都。南アメリカ大陸のほぼ中心にあります。


2014 FIFAワールドカップの開催都市で、グループCのコロンビア戦で日本代表が戦った舞台でした。


このクイアバに本門佛立宗のお寺・信要寺があります。現在、歴史の重みを噛みしめながら、鈴木英信師が決意のご奉公を進めています。


クイアバ空港で英信師と合流し、そのまま信要寺の先住宮川教網御導師のご実家、娘に当たる山下宮川ポゼさんのお宅へお助行に伺いました。


クイアバでのご弘通ご奉公は宮川家、箱崎家の2つのファミリーが支えたとのこと。現在は箱崎さんの息女が嫁いだ大貫家が献身的にご奉公くださっています。


お助行ではポゼさんの息女バンダさん、お嫁さんのイオーネさんが参詣し、ご供養の時にはお孫さんが駆けつけてくださいました。


プール付きの家に、毎週末一族全員が集まってシュラスコをするとのこと。毎週です。約20人。すごい結束力。


プールといえば、実はクイアバは大変暑い町なのです(汗)。昨日は43度だったとのこと。昨日の朝までサンパウロでガタガタ震えていたのに、ブラジリアも暑いしクイアバはもっと暑い。酷暑。


今日は37度でした(汗)。本当に暑かったです。


クイアバの信要寺でご奉公なされた宮川御導師は99才でご遷化になりました。北に行けばアマゾンというこの街で、ご奉公なさった。97才になるまでご信者さんのお宅をお助行に廻られたと言います。


その少し前まではバスを使ってお助行に廻っていたのですが、さすがにそれはできなくなりタクシーを使うようになりました。でも、家族の心配をよそに、タクシーを降りるとやはり延々と1人でご信者さんのお宅を歩いて廻られていたそうです。


英信師は、こうした宮川御導師のご奉公、そしてその後を受け継いだ教竜師、教正師のご奉公を決して絶やしてはならないと、再び道場の建立を決意して今までご奉公を重ねて来ました。すごいことです。


今回、土地を建立し、大貫さんとともにほとんど手作りでリフォームを重ねて信要寺の法城を整え、晴れて11月17日に開堂式を迎えます。


その境内はスリランカのゴール親会場のようで、ブラジル弘通の原点のようでした。舗装されていない赤土。その先にある手作りの道場。立派です。ここまで持ってくることは並大抵のご奉公ではありません。


今日は14時から一座のお助行をさせていただきました。インターネットで仏教に興味を持った人が次から次に訪ねてくるとのこと。今日も一人の青年がお参詣していました。英語も堪能な、とても真面目な青年でした。


このクイアバに参詣していたのが現在サンパウロ日教寺で学徒として修行しているグレゴリー・ザゴネル君、28才。彼も仏教に興味を抱いてインターネットを検索し、信要寺を訪ねてきた一人です。みんな、いろいろなものを抱えて、乗り越えようと修行しているのですね。


今はカンピーナスへ向かうフライトの搭乗口です。英信師と一緒にたどり着きました。いろいろな課題がありますが、英信師のご弘通がこんな風に形になっているのを目の当たりにして感激しました。


日教寺で頑張ってご奉公している英信師の妻・エリカさん。松本御導師のことを心配してくださり、必死にご祈願くださっています。ありがとうございます。


長女は清水御導師に名付けていただき、長男は松本御導師が名付け親ですね。バルバラ・信恵ちゃん、ジエゴ・英慈くん。


本当に、ありがたいご奉公の機会を与えていただいております。


朝の投稿を見て、母からメッセージが届きました。


昭和39年(1964)、日博上人と一緒に首都となったブラジリアを訪れ、あの2つのビルの間で写真を撮ったというのです。僕が同じ場所で写真を撮っていて、なんということだろうと感激し、その不思議なご因縁にただただ感謝しかないと言っていました。


本当ですね。ありがとうございます。

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